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『「資本」論』

稲葉 振一郎 20050910 『「資本」論――取引する身体/取引される身体』 筑摩書房,ちくま新書,297p.

last update:20111024

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稲葉 振一郎 20050910 『「資本」論――取引する身体/取引される身体』 筑摩書房,ちくま新書,297p. ISBN-10: 4480062645 ISBN-13: 978-4480062642 \903 [amazon][kinokuniya] ※

■内容

出版社/著者からの内容紹介
「私的所有」が制度化され、市場経済が発展し、資本主義の秩序が支配する世界は、それ以前の「自然」な状態よりも、おおむね有益である。だがそうした世界は不平等や労働疎外をも生みだす。それでもなお、私たちはこの世界に踏みとどまるべきであり、所有も市場も捨て去ってはならない。本書はその根拠を示し、無産者であれ難民であれ「持たざる者=剥き出しの生」として扱われることがないよう、「労働力=人的資本」の所有者として見なすべきことを提唱する。「所有」「市場」「資本」等の重要概念を根本から考察した末に示されるこうした論点は、これからの社会を考える上で示唆に富む。
内容(「MARC」データベースより)
資本主義の秩序が支配する世界は、不平等や労働疎外をも生みだす。それでもなお、私たちはこの世界に踏み留まるべきであり、所有も市場も捨て去ってはならない。その根拠を示し、所有・市場・資本等の重要概念を根本から考察。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

1963年生。86年一橋大学社会学部卒業。92年東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。岡山大学経済学部講師、助教授等を経て、2001年より明治学院大学社会学部助教授(社会倫理学)

■目次

プロローグ 自然状態からの社会契約
1 「所有」論
2 「市場」論
3 「資本」論
4 「人的資本」論
エピローグ 法人、ロボット、サイボーグ―資本主義の未来

■引用

■書評・紹介

■言及




REV:20100517, 20111024
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