『社会の喪失――現代日本をめぐる対話』
市村 弘正・杉田 敦 20050925 中央公論新社(中公新書),241p.
last update:20131015
■市村 弘正・杉田 敦 20050925 『社会の喪失――現代日本をめぐる対話』,中央公論新社(中公新書),241p.
ISBN-10: 4121018141 ISBN-13: 978-4121018144 \780+税
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■内容
高度成長、バブル経済を経るなかで、日本は貧困を駆逐し、「豊かな社会」を実現したかに見える。しかし一方で、さまざまな不安が日常を侵食し、
〈成功〉という病が人々疲弊させるようになっている。本書は、現代日本のいくつかの断面を手がかりに、時代や社会のあり様について、根底から考え抜こうとした対話である。
戦争をどう考えるか。いま私たちの社会から何が失われつつあるのか。危機のありかとその根深さを探る。
■著者略歴
市村 弘正
法政大学法学部教授。専攻、思想史。
杉田 敦
法政大学法学部教授。専攻、政治理論。
■目次
まえがき
I……戦争について
社会的失明の時代
対話――1
II……歴史について
失敗の意味
対話――2
III……解放について
人間の場所
対話――3
IV……自由について
選択と選別の間
対話――4
V……世界について
日常のなかの戦争
対話――5
VI……言語について
虚構の同時代史
対話――6
VII……社会について――あるいは境界線をめぐって
対話――7
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
◆市村 弘正 19920402 『標識としての記録』,日本エディタースクール出版部,132p. ISBN-10: 4888881855
ISBN-13: 978-4888881852 \1456+税 [amazon]
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*作成:北村 健太郎