『福祉社会の歴史――伝統と変容』
佐口 和郎・中川 清 編 20050630 ミネルヴァ書房,399p.
■佐口 和郎・中川 清 編 20050630 『福祉社会の歴史――伝統と変容』,ミネルヴァ書房,399p. ISBN-10: 4623044130 ISBN-13: 978-4623044139 ¥3990 [amazon]/[kinokuniya] w0106
■内容(「BOOK」データベースより)
日本の福祉社会を歴史的に振り返ることで、これまでの発達史の文脈を相対化し、東アジアを含む国際比較可能な枠組みを提示する。そのために、雇われて働く生活との関係という観点を組み込みながら、福祉社会の諸制度および福祉対象の生活像の展開、という二つの視角から接近する。
内容(「MARC」データベースより)
福祉社会の諸制度及び福祉対象の生活像の展開という2つの視角から、日本の福祉社会を歴史的に振り返ることで、これまでの発達史の文脈を相対化し、東アジアを含む国際比較可能な枠組みを提示する。
諸制度・福祉対象の生活像の展開から接近。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐口 和郎
1955年生まれ。1984年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程修了。博士(経済学)。東京大学大学院経済学研究科教授(雇用システム論、社会政策)
中川 清
1947年生まれ。1978年慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士、博士(社会学)。同志社大学政策学部教授(生活構造論、社会政策)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
序章 福祉社会と雇用社会
第T部 福祉社会の諸制度
第1章 近代日本医療史における開業医の意義――病院の世紀の論理による医療史再構成に向けて
第2章 方面委員制度の存立根拠――日本型奉仕の特質
第3章 「年金レジーム」の日本的展開――構造的特質の検証を通じて
第4章 福祉と女性労働供給の関係史――母の就業と母子福祉
第5章 福祉社会と雇用――1960年代後半の経験を中心に
第U部 福祉社会の生活像
第6章 福祉=社会空間の誕生――〈社会〉を防衛する予防的実践の生成
第7章 「保護される子ども」の近代――「捨子」からみた近代社会の展開
第8章 老いの変容――社会的イメージにみる日本近代
第9章 家族と職場のはざまで――「男性」/「女性」の位置の変化
第10章 家族生活と社会政策の関係史――近現代日本を概観する試み
第V部 事業と政策の展開
第11章 戦後社会福祉政策とNPO政策――鼎立するNPO政策と社会福祉の多元化
第12章 出産の施設化と母子保健事業――高度経済成長期の転換
第13章 生涯像の主題化と福祉社会
*作成:橋口 昌治