『はじまった着床前診断――流産をくり返さないための不妊治療』
大谷 徹郎・遠藤 直哉 20050603 はる書房,306p.
■大谷 徹郎・遠藤 直哉 20050603 『はじまった着床前診断――流産をくり返さないための不妊治療』,はる書房,単行本: 306p. ISBN-10: 4899840632 ISBN-13: 978-4899840633 2000+ [amazon]/[kinokuniya] ※ p01.
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(「BOOK」データベースより)
これまでに海外では1000例以上の成功をおさめている着床前診断。「画期的な医療」と言われながら、日本では明確な理由なしに禁止されてきた。着床前診断でしか出産できない患者がいるとき、医師は患者の求めに応じて治療すべきか否か、患者の権利とは何か、倫理とは何かが、患者の権利を確認する訴訟と着床前診断の実施のなかで明らかになってきた。
内容(「MARC」データベースより)
海外で1000例以上の成功をおさめ、「画期的な治療法」と言われながら、日本では明確な理由なしに禁止されてきた着床前診断。その正しい情報や知識とともに、「治療と裁判」という形で進めてきた推進の成果を伝える。
■目次
1部 着床前診断について知ってほしいこと
不妊や流産を解消する方法としての着床前診断
元気な赤ちゃんを産み育てる権利
ほか
2部 患者が求める不妊治療
着床前診断を知っていたら
患者支援の政策を
ほか
3部 日本でも始まった着床前診断
妊娠の成功、早期治療の必要性
流産をくり返さないための不妊治療
ほか
4部 撤廃すべき禁止の会告
着床前診断の永い歴史的展開に思う
受精卵診断についての新たな論点―染色体異常(習慣流産)に対す る受精卵診断の必要性
ほか
5部 海外の着床前診断実施国が出した答え
患者の権利への行きすぎた制限―日本における着床前診断の現状批判
世界三大センターからの報告
ほか
■書評・紹介・言及
◆立岩 真也 2013 『私的所有論 第2版』,生活書院・文庫版