『社会保障を問いなおす――年金・医療・少子化対策』
中垣 陽子 20050510 筑摩書房,247p.
■中垣 陽子 20050510 『社会保障を問いなおす――年金・医療・少子化対策』(ちくま新書),筑摩書房,247p. ISBN-10: 448006236X ISBN-13: 978-4480062369 \777 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
かつてのような右肩上がりの成長が見込めない現在、もはや、旧来のままでは立ち行かなくなった社会保障制度。
その中で、なんとかみなが「納得できる」制度を作るにはどうしたらいいのか。
年金・医療・子育て、と従来バラバラに論じられがちの諸論点を、「身の丈」「安心感のある」「公平性」「わかりやすさ」という四つのポイントで、一貫した観点からまとめて考え直し、錯綜した問題の整理と、将来へ向けての具体的な処方箋を提示する。
■著者紹介
- 中垣陽子(なかがき・ようこ)
- 1987年東京大学経済学部卒業。同年、旧経済企画庁(現内閣府)に入庁し、「家族の暮らしと構造改革」をテーマとした「平成13年度国民生活白書」などを担当。2002年より内外の諸問題に関する政策研究提言機関である(財)世界平和研究所に出向。同研究所の主任研究員として、社会保障分野等を担当
■目次
はじめに
序章 全体の見取り図――なにが、どう問題なのか
第1章 公的年金制度――不公平感払拭のために
1 そもそも年金制度とは?
2 二〇〇四年制度改革
3 年金制度の一元化
4 年金制度改革試案
第2章 医療・介護保険制度――平等優先制度の限界
1 医療保険制度
2 介護保険制度
第3章 子育て支援策――思い切った規模拡大を
1 進む少子化
2 少子化対策の変遷
3 子育てへの経済支援
終章 「納得できる将来」のために
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治