■海老坂 武 20050520 『サルトル――「人間」の思想の可能性』,岩波書店(岩波新書),200p. ISBN-10:4004309484 ISBN-13:978-4004309482 欠品
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■内容
サルトル生誕百年。世界的に血なまぐさい暴力が繰り返される今こそ、「人間とは何か」を問い続けた20世紀最大の知識人の思想が、新たなリアリティとともによみがえる。
■目次
まえがき
I 『嘔吐』から─―出発点
1 私にとっての『嘔吐』
2 <人間>の思想の萌芽
II 戦争、収容所、占領―─戦時下の思想形成
1 <奇妙な戦争>と戦中日記
2 『存在と無』を読む
3 <アンガジュマン>思想の形成
III 自由の実現は可能か─―戦後の展開を読む
1 実存主義宣言
2 自由と連帯─―小説『自由への道』と戯曲群
3 『聖ジュネ』または非人間の復権
4 家族論として読む『家の馬鹿息子』
IV 闘うサルトル─―知識人としての〈参加〉
1 マルクス主義との格闘―─『方法の問題』から『弁証法的理性批判』まで
2 「サルトルを銃殺せよ」―─アルジェリア戦争
3 五月革命と毛派
4 葬儀の日
V サルトル再審─―21世紀へ
1 <父親殺し>の後に
2 破壊者/建設者、サルトル
3 友愛と暴力、そして倫理
4 人間化の運動―─21世紀のサルトル
あとがき
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子