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『衰退か再生か――労働組合活性化への道』

中村 圭介・連合総合生活開発研究所 編 20050415 勁草書房,244p.


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■中村 圭介・連合総合生活開発研究所 編 20050415 『衰退か再生か――労働組合活性化への道』,勁草書房,244p. ISBN-10: 4326601841 ISBN-13: 978-4326601844 2520 [amazon][kinokuniya]

■出版社 / 著者からの内容紹介
組合員数が絶対的に減少し衰退のきざしを見せる労働組合は再生できるのか。数多くの再生へのヒントから組合の対応策・脱出策を提示。

内容(「MARC」データベースより)
組合員数が絶対的に減少し、衰退のきざしを見せる労働組合は再生できるのか。衰退のきざし、新たな問題を見いだし、そこからの脱出策・対応策を詳しく論じ る。数多くの再生へのヒントが隠された一冊。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中村 圭介
1952年福岡県に生まれる。東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程単位取得退学、経済学博士。武蔵大学経済学部助教授を経て、東京大学社会科学研究 所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■もくじ

総論 衰退か再生か
1 はじめに
2 組織化の戦略とターゲット
3 新たな問題と対応策
4 2つのチャレンジ
5 むすび

第1章 縮む労働組合
1 はじめに
2 組織率の変化
3 未組織労働者
4 結合結成のプロセス
5 組織化活動
6 むすび

第2章 組合支持と権利理解
1 はじめに
2 労働者の権利についての理解の状況
3 労働組合支持と権利の理解度について
4 むすび

第3章 労働組合の効果
──賃金と雇用調整に対する効果の検討──
1 はじめに
2 組合効果の推定
3 結果の解釈
4 むすび

第4章 企業組織再編への対応
1 はじめに
2 再編にともなう労使協議
3 組織再編への組合の対応:「企業」(企業別組合の基盤)の
  解体・再編と組合の再生力
4 むすび:組織化主体としてのグループ労連と産別組織

第5章 外部人材活用の拡大と労働組合の課題
1 はじめに
2 企業の人材活用の変化ともの造りの競争力
3 製造現場における人材活用の現状と課題:電機産業を事例に
4 労働組合として取り組む課題
5 むすび

第6章 労働組合離れと組合意識の変容
1 はじめに
2 労働組合と住民運動に対する日本人の意識
3 職場と地域における人間関係
4 労働組合効果に対する評価
5 労働組合の存在感
6 労働組合の必要性
7 労働組合に対する信頼感と満足感
8 むすび

第7章 組合員の政治意識と投票行動
──第19回参議院選挙を通じて──
1 はじめに
2 先行研究の概観
3 政治意識と投票行動:記述統計を通じて
4 組合加入の有無と投票率
5 組合加入の有無と投票政党
6 むすび

第8章 連合の政策参加
1 はじめに
2 政治主導と規制改革
3 労働市場の規制緩和をめぐる政治過程
4 むすび

第9章 地方連合の挑戦
1 はじめに
2 中小企業労働者対策
3 政策制度要求
4 雇用政策
5 社会参加活動
6 むすび

終章 問題提起を受けて:組織拡大を中心に
1 はじめに
2 組合員数減少に対する連合の対応
3 産別労組の組織拡大
4 パートタイム労働者組織化の先陣
5 あらゆる働き方の労働者の組織化:地域ユニオン
6 むすび

私と労働組合
──組合活動を振り返って──

索引

■参考
◇間淵領吾 20041112 「労働組合に関する日本人の意識の変遷 : 1973〜2003年に実施された各種世論調査の結果から」『社會科學研究』56(1),45-84


UP:20070826
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