『戦後「措置制度」の成立と変容』
北場 勉 20050430 法律文化社,314p.
last update:20110416
■北場 勉 20050430 『戦後「措置制度」の成立と変容』,法律文化社,314p. ISBN-10:4589028328 ISBN-13: 978-4589028327 \6300 [amazon]/[kinokuniya] ※ a06h
■内容
内容(「MARC」データベースより)
「措置制度」の概念・範囲を明らかにし、その変化を測定するための基準点となるべき措置制度の基本理念を抽出し、どこがどのように変わったのかを明らかにする。日本の今の福祉状況を、歴史的な過程を踏まえて理解する試み。
■目次
第1章 措置制度とは何か―措置制度の基本理念
措置制度についての理解
戦後福祉改革の展開過程
措置制度の仕組み
措置制度をめぐる改善要望と批判の動向
措置制度の批判と基本理念との関連
第2章 社会救済(SCAPIN775)の成立と国家責任・公私分離政策
社会救済(SCAPIN775)の成立過程
戦前の日本の公私関係
公私分離政策の成立―民間社会事業への補助金禁止と措置委託制度
第3章 憲法第89条の制定と「公の支配」の強化
憲法第89条の由来
憲法第89条の成立
日本的公私関係の形成―民間事業者への「公の支配」の強化
第4章 社会福祉法人の成立と民間社会福祉事業の独占化
社会福祉法人制度成立の社会的背景―授産施設の隆盛と公益法人課税問題
私立学校法の制定過程
新生活保護法の制定
社会福祉法人制度の成立過程
公私社会事業の動向と民間社会福祉施設の社会福祉法人への集中化
第5章 措置制度の変容
保育制度の変容
老人福祉制度の変容
社会福祉法人中心主義の変容―福祉サービス供給主体の多元化
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:大谷 通高