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『ジェンダーと法』

辻村 みよ子 20050325 不磨書房,332p.

last update: 20100409

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■辻村 みよ子 20050325 『ジェンダーと法』,不磨書房,332p. ISBN-10: 4797291141 ISBN-10: 978-4797291148 \3570 [amazon][kinokuniya] ※ s00

■内容
内容(「BOOK」データベースより)
男女共同参画社会の法と政策を考えるために、ジェンダー(性差)についての固定観念を転換し、ジェンダーに敏感な問題意識を養うことが、法曹実務家や政策担当者・研究者・学生・市民等に求められている。法学的視点から、ジェンダーパイアスを明らかにし、既存の法律・学説・判例・実務等を再検討する、「ジェンダー法学」のスタンダード。

内容(「MARC」データベースより)
司法や法学における種々のジェンダー・バイアスを明らかにするため、既存の法律・学説・判例・実務等を再検討することが急務である。男女共同参画社会を実現するために、法学の視点からジェンダーを問い直す試み。
■目次
    はじめに――「ジェンダーと法」を学ぶ意義

    第1章 総論:フェミニズム・ジェンダーと法

      1 基礎概念
        (1) 「ジェンダー」概念の形成と展開
        (2) 法学部での「ジェンダー」問題
        (3) 欧米のジェンダー法学の展開と日本の現状

      2 フェミニズム(理論・運動)の歴史
        (1) 第1波フェミニズム
        (2) 第2波フェミニズム
        (3) 第3波フェミニズム

      3 ジェンダー法学の課題と展望

    第2章 女性の権利の展開と女性差別撤廃条約

      1 女性の権利の史的展開
        (1) 女性の歴史
        (2) 女性の権利(法的地位)の歴史
        (3) 女性の権利要求(女性解放思想)

      2 近代における女性の権利排除論
        (1) 西欧近代の女性の権利排除論
        (2) 日本における「婦選運動」と女性の権利排除論

      3 女性差別撤廃から「女性の人権」へ
        (1) 国連における女性差別撤廃への取組み
        (2) 世界人権会議・女性会議の展開――差別撤廃から「女性の人権」・女性政策の要求へ

      4 「女性の人権」をめぐる理論的課題
        (1) ヒューマン・ライツとウィメンズ・ライツ
        (2) ウィメンズ・ヒューマン・ライツをめぐる課題――自己決定権の陥穽

    第3章 世界各国の男女共同参画政策とポジティブ・アクション

      1 世界各国の男女共同参画政策の進展
        (1) 世界の男女共同参画状況とジェンダー・エンパワーメント指数
        (2) 西欧先進諸国での展開

      2 諸国の法制度化の進展とポジティブ・アクション
        (1) ポジティブ・アクションの定義と諸類型
        (2) 政治分野のポジティブ・アクション――クォータ制とバリテ

      3 ポジティブ・アクションの問題点と展望
        (1) ポジティブ・アクションの問題点
        (2) クォータ制の合憲性

    第4章 日本の男女共同参画社会基本法と諸政策

      1 日本の現状

      2 男女共同参画社会基本法の制定と国の取組み
        (1) 男女共同参画社会基本法の意義と問題点
        (2) 国の取組み

      3 地方公共団体・民間団体の取組みと課題
        (1) 男女共同参画推進条例の制定
        (2) 男女共同参画推進条例および施策の特徴

      4 男女共同参画の観念と課題
        (1) 条例制定をめぐる問題点
        (2) 男女共同参画とジェンダーの観念

      5 ポジティブ・アクションをめぐる日本の課題
        (1) ポジティブ・アクションの観念と用法
        (2) ポジティブ・アクションの課題

    第5章 日本国憲法の平等原理と性差別の違憲審査基準

      1 人権保障の基本原則――憲法13条の意義

      2 法の下の平等と平等権
        (1) 平等原則と平等権
        (2) 相対的平等と違憲審査基準
        (3) 実質的平等と形式的平等
        (4) 積極的差別是正措置と平等原則

      3 法制度の問題

    第6章 政治参画とジェンダー

      1 政治参画および政策・方針決定過程における女性の参画現状
        (1) 国政への参画
        (2) 地方政治への参画
        (3) 国の行政への参画
        (4) 地方行政への参画
        (5) 司法への参画

      2 世界の状況
        (1) 世界女性の政治参画の展開
        (2) 現状

      3 日本における女性の政治参画状況と課題
        (1) 女性参政権の定着と低迷の原因
        (2) 政治分野の男女共同参画実現のための課題

    第7章 雇用とジェンダー

      1 男女雇用機会均等法下の雇用状況
        (1) 雇用における男女共同参画の現状
        (2) 労働環境・ライフスタイルの変化

      2 女性労働に関する法律と判例の展開
        (1) 雇用機会均等法の展開
        (2) 判例の展開

      3 今後の理論的検討課題
        (1) 憲法の平等原理と公序良俗
        (2) 雇用におけるポジティブ・アクション
        (3) 間接差別とコース別採用・非正規雇用等

    第8章 社会保障とジェンダー

      1 福祉国家とジェンダー
        (1) 世界的な「女性の貧困化」問題
        (2) 福祉国家の再編と日本の展開
        (3) 両立支援と少子化対策

      2 社会保障とジェンダー
        (1) 生存権と公的扶助
        (2) 高齢化社会の介護とジェンダー
        (3) 社会手当

      3 税金・年金とジェンダー
        (1) 配偶者控除制度――「103万円の壁」
        (2) 第3号非保険者制度――「130万円の壁」

    第9章 家族とジェンダー

      1 近代家族の現代的変容
        (1) 近代国民国家の家族
        (2) 家族の現代的変容とジェンダー構造

      2 日本における家族の憲法上の地位
        (1) 憲法制定過程に示された家族像
        (2) 戦後の家族と憲法24条論の展開

      3 日本の家族の現状

      4 家族をめぐる訴訟の展開

      5 家族と自己決定

    第10章 リプロダクティブ・ライツ

      1 リプロダクティヴ・ライツの定義と内容
        (1) 国連人口・開発会議における定義
        (2) リプロダクティヴ・ヘルスとの関係
        (3) リプロダクティヴ・ライツの主体と内容

      2 人工妊娠中絶と自己決定権――「産まない権利」をめぐって
        (1) アメリカにおける判例理論の展開
        (2) フランスの人工妊娠中絶法をめぐる議論
        (3) ドイツの違憲判決と胎児保護義務

      3 人工生殖と法規制――「親になる権利」「産む権利」をめぐって

        (1) フランスの生命倫理法
        (2) ドイツの胚保護法
        (3) 日本の現状と課題

    第11章 ドメスティック・ヴァイオレンス

      1 ドメスティック・ヴァイオレンス (DV) の法理
        (1) ドメスティック・ヴァイオレンス概念確立の経緯
        (2) DV防止法におけるドメスティック・ヴァイオレンスの定義

      2 DV防止法(2001年4月制定,2004年5月改正・12月施行)の意義と内容
        (1) 「配偶者からの暴力」の認定
        (2) 国と地方自治体の責務(防止および被害者の安全確保)
        (3) 対応の法的仕組みの制度化

      3 DV防止・被害者保護・救済のための諸制度
        (1) 配偶者暴力相談支援センターでの相談・援助等
        (2) 被害者の保護――警察等による保護・防止措置
        (3) 保護命令制度

      4 今後の課題

    第12章 セクシュアル・ハラスメント

      1 セクシュアル・ハラスメントの法理
        (1) セクシュアル・ハラスメントの定義と類型
        (2) セクシュアル・ハラスメントにおける権力関係と判断基準

      2 職場におけるセクシュアル・ハラスメント
        (1) 「キャンパス・セクハラ」とアカデミック・ハラスメント
        (2) 背景と要因
        (3) 判例の展開

    第13章 セクシュアリティとポルノ・買売春

      1 ポルノグラフィーの定義と法規制
        (1) ポルノグラフィー (pornography) の定義
        (2) マッキノンの定義とポルノグラフィー論争
        (3) 合衆国最高裁判所違憲判決と学説の展開
        (4) 日本の課題――性の商品化に対する規制のあり方

      2 買売春と性的自己決定権
        (1) フェミニズムとセックスワーカー論
        (2) 買売春規制政策の類型
        (3) 日本の売春防止法と法規制
        (4) 性的自己決定権の陥穽――児童買春と援助交際

    第14章 司法におけるジェンダー・バイアスと理論的課題

      1 司法におけるジェンダー・バイアス
        (1) 司法分野における男女共同参画状況
        (2) 司法におけるジェンダー・バイアスの発見

      2 法学分野における3つの取組み
        (1) 「ジェンダー法学会」の取組み
        (2) 法科大学院におけるジェンダー教育
        (3) 東北大学21世紀COEプログラム「男女共同参画社会と政策」の取組み
        (4) 連携の課題

      3 ジェンダー法学教育の課題
        (1) ジェンダー法学の立脚点
        (2) ジェンダー法学の方法・目的・射程
        (3) ジェンダー法学教育の構想
        (4) ジェンダー法学教育の課題

      4 「ジェンダーと法」をめぐる理論的課題
        (1) 「女性の人権」論の課題――ウィメンズ・ライツとヒューマン・ライツの関係
        (2) 平等原理の現代的課題
        (3) リベラリズムとフェミニズムの抵抗問題

    第15章 男女共同参画社会実現のために――政治分野・将来像

      1 男女共同参画社会実現の意義と課題――男女共同参画社会の将来像

      2 政治分野における男女共同参画

      3 学術分野における男女共同参画
        (1) 現状
        (2) 学術分野の男女共同参画のための種々の取組み
        (3) 学術分野における男女共同参画の一般的課題

      4 「ジェンダーと法」をめぐる政策的課題

    資料編

      1 女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約

      2 主要法律
        (1) 男女共同参画社会基本法
        (2) 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
        (3) 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律

      3 男女共同参画推進条例一覧および主要条例
        (1) 東京都男女平等参画基本条例
        (2) 埼玉県男女共同参画推進条例

      4 略年表(ジェンダー法関連年表)

      5 主要参考文献一覧

    事項索引
    人名索引
    判例索引
■引用

■書評・紹介

■言及


*作成:櫻井 浩子
UP: 20100409
性 (gender / sex)  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK

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