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『非対称化する世界――『<帝国>』の射程――』

西谷 修・酒井 直樹・遠藤 乾・市田 良彦・酒井 隆史・宇野 邦一・尾崎 一郎・ネグリ、アントニオ・ハート、マイケル 20050310 以文社 ,256p.

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last update:20151215

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■西谷修・酒井 直樹・遠藤 乾・市田 良彦酒井 隆史宇野 邦一・尾崎 一郎・ネグリ、アントニオ・ハート、マイケル 20050310 『非対称化する世界――『<帝国>』の射程――』,以文社 ,256p. ISBN-10:4753102394 ISBN-13:978-4753102396 2400+ [amazon][kinokuniya]

■内容

外部を失った市場原理という原理主義的暴力への批判。

■目次

救済の夢と抵抗――『〈帝国〉』によせて
 〈帝国〉概念の魅力
  マルクス主義の「余生」と「転生」
 「9・11」との遭遇
  メシアニズムの影
  普遍主義の限界
  マルチチュードの存在論敵コンテクスト

共犯性としてのスーパー国家性
  イラク占領と日本占領の語り
  新植民地政策としての日本占領
  国民主義の転位
 〈帝国〉――東アジアからの視点
 〈帝国〉と国民主義の共犯性

主権、帝国(主義)、民主主義――『〈帝国〉』の射程
  世界秩序賛歌――方法的ナショナリズムからの脱却
 「主権」――複雑系の戦線
  9・11後の米国――〈帝国〉か帝国主義国か
  新しい民主主義?――国民の不可能性、マルチチュードの不可能性

貨幣の帝国的循環と価値の金融的捕獲
 〈帝国〉とジャパン・マネー
  プラザ合意の市場的帰結
  貨幣の帝国循環と戦争

〈帝国〉における包摂と排除――「生政治」についてのノート……酒井隆史
  ポストフォーディズムにおける貧民
  オペライスモ的反転
  歴史のなかへの生命の登場
  生権力と生政治
  ポストフォーディズムのフーコー
  保障と自律

隠れた生産の場所に降りて行くこと……宇野邦一
  構成的なアメリカ
 68年はマルチチュードだったのか
 近代あるいは戦争機械
 アメリカの「裏切り」
  葛藤に満ちた生産的なジャンル

マルチチュードの(不)可能性
  はじめに
〈帝国〉という非‐場
 非−場における闘争/抵抗
  存在の新たな意味

マルチチュードの存在論的定義に向けて……トニ・ネグリ(箱田徹 訳)
主権、マルチチュード、絶対民主制――『〈帝国〉』をめぐる討議……マイケル・ハート/インタヴュアー: トマス・ダム(水島一憲 訳)

協働作業と一般的治世
主権への抵抗と絶対民主制
ネーションと異種混交性のポリティクスを超えて
『〈帝国〉』の方法論をめぐって
〈帝国〉と外部の不在
マルチチュードの理論に向けて

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:奥坊 由起子
UP:20151215 REV:
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