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『ガンに生かされて』
飯島 夏樹 20050320 新潮社,221.
last update:20101108
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■飯島 夏樹 20050320 『ガンに生かされて』 新潮社,221. ISBN-10: 4104694029 ISBN-13: 978-4104694020 \1500
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※ c09
■内容
◇内容(「BOOK」データベースより)
静かに苦しみつつ、時が訪れるのを待っていた。もう自分の頑張りもこれくらいだろう。そこで、よしっと決めた。―生きるのに時があり、死ぬのに時がある。 2005年2月28日23時50分、彼は天に召された。フジテレビ系「金曜エンタテイメント」で大反響を呼んだ飯島夏樹のラストメッセージ。
◇内容(「MARC」データベースより)
フジテレビ系金曜エンタテイメントで放映された「天国で君に逢えたら」の著者が、余命宣告期限を超えて188日、最期まで綴りつづけた命の記録。新潮社ホームページ連載のエッセイに加筆・修正・編集して単行本化。
◇飯島互樹(いいじまなつき)
1966年、東京都生まれ。日本人で唯一、8年間ワールドカップに出場し続けた世界的プロウィンドサーファー。マウイ、グアムを拠点に世界大会を転戦、年間約20戦に出場。世界戦で数々の入賞経験を持ち、国内大会での優勝も数多い。また、グアムでマリンスポーツセンターを起業する一方、ウインドサーフィン専門誌「Hi-Wind」にエッセイを連載、ダイナミックな人柄を素直に記した文章が好評を博すなど、活動の幅を広げる。
2002年5月、肝細胞ガンと診断される。翌年3月、肝移植を受けるため、すべてを引き払ってグアムから日本に移住するも、セカンドオピニオンを求めた病院で「移植には適さない」と診断され、うつ病とパニック障害を併発。家族と友人の励ましにより、うつ病とパニック障害はほぼ克服したが、二=度の大手術と様々な治療を施したにもかかわらず、肝臓は悪化。04年5月、余命宣告を受け、「自分は生かされている」と体感し、偶然出逢った執筆活動に生き甲斐を見出した。医師とガン患者を主人公とした処女小説『天国で君に逢えたら』(新潮社)はベストセラーとなる。
同年8月、慣れ親しんだハワイに家族で移住。「最期のときまで物書きを続けたい」と、ネット連載「今日も生かされてます」で精力的に執筆活動を続けていたが、05年2月28日、妻に見守られながら天に召された。享年38。
■目次
はじめに 9
第一章 ぼくはガンの終末期 15
その日まで
たったひとつの宝物
ノーコード
子どもたち
僕は、闘わない
音の魔術
乾いたパン
命の時間は誰のもの
人はいつから…
第二章 二ヶ月彼方のデッドライン 55
単純な質問
人生の交差点
片腕なくしたサーファーガール
くるたのしい
南の島の雨の一日
森からの脱出
手当て
オフィス・ラナイ
フルムーン
末っ子
第三章 身体中の粘膜が破裂してゆく 93
吐血
下血、そして緩和ケア病棟へ
決断
運命の帰還
もう、何が何だか……
いつか、終わりは来る
トヨタのミニバン一台分
タイカレーの幻
言葉の力
傷だらけのタマゴ
些細な行為が死を招く
『天国で君に逢えたら』inフジテレビ
余命宣告って何だろう?
夜明け前は一番暗い
突然のお便り、失礼いたします
従弟へ
死を覚悟した日
第四章 命の貯金 161
元旦の早朝、激しい痛みが
強いのと弱いの、どちらがいい?
きっと、なれる
終末期患者のささやかな欲望
読めない風、読め痛み
まったく情けない……
やっと人並みもう
健常者の考えではやっていけない
勘違い
緊急事態
あとがき 21
付記 飯島寛子 215
■引用
■書評・紹介
石井 昂 200504「追悼・ガンに生かされて 『天国で君に逢えたら』の飯島夏樹氏と私 (小特集 「末期ガン」という生き方)」『新潮45』24(4): 108-113.
■言及
*作成:
青木 千帆子
UP:20101108 REV:
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がん(癌・ガン)
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