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『物語の哲学』

野家 啓一 20050216 岩波書店,374p.


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■野家 啓一 『物語の哲学』 20050216 岩波現代文庫,374p. 1300 ISBN-10:4006001398 ISBN-13:978-4006001391  〔amazon〕 ※ b
1996年7月岩波書店から刊行された『物語の哲学――柳田國男と歴史の発見』を増補し改題した新編集版

■内容(「BOOK」データベースより)
起源と目的をもつ「大文字の歴史」が終焉した後、歴史はいかにして可能かを問う。柳田国男の口承論、解釈学、ナラトロジー、科学史における歴史叙述などの成果を踏まえて物語り行為による歴史を追求し、小さな物語のネットワークとしての歴史の可能性を考察する。単行本を増補し、物語り論的歴史哲学を深化させた新編集版。

■著者紹介
野家啓一(のえ けいいち)
1949年生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東京大学大学院科学史・科学基礎論博士課程中退。現在東北大学文学部教授。専攻は科学哲学、言語哲学。主な著書に『言語行為の現象学』『無根拠からの出発』(以上、勁草書房)、『科学の解釈学』(新曜社)、『クーン(現代思想の冒険者たち24)』(講談社)ほか。

■目次
序 「歴史の終焉」と物語の復権

I
第一章 「物語る」ということ――物語行為論序説――
  1 物語の衰退
  2 声と文字
  3 「話者の死」から「作者の死」へ
  4 「起源」と「テロス」の不在
  5 解釈装置としての「物語文」

第二章 物語と歴史のあいだ
  1 「語る」と「話す」
  2 言語行為と物語行為
  3 「過去」を語る
  4 「歴史」を語る

第三章 物語としての歴史――歴史哲学の可能性と不可能性――
  1 歴史の「側面図」と「正面図」
  2 歴史哲学の窮境と突破口
  3 歴史哲学テーゼ

II
第四章 物語の意味論のために
  1 虚実皮膜のあいだ
  2 言語行為としての<虚構>
  3 <虚構>の中の指示行為
  4 <虚構>のもつ意義

第五章 物語と科学のあいだ
  1 二つの文化
  2 科学と文学のあいだ――「存在論」の壁
  3 文学と科学のあいだ――「意味論」の壁
  4 哲学的言明の位置価

III
第六章 時は流れない、それは積み重なる――歴史意識の積時性について――
  1 知覚的現在と想起的過去
  2 非連続の連続
  3 八分半前の太陽
  4 物語り文と重ね描き
  5 歴史的過去と「死者の声」

第七章 物語り行為による世界制作
  はじめて
  1 物語り論の系譜
  2 物語り論の基本構図
  3 物語り論の内部と外部
  4 物語りと「人称的科学」


増補新版へのあとがき
初出一覧




■引用・まとめ


*作成者 篠木 涼
UP: 20080629
ナラティヴ・物語身体×世界:関連書籍BOOK
 
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