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『緑の帝国――世界銀行とグリーン・ネオリベラリズム』

Goldman, Micheal 2005 Imperial Nature: The World Bank and Struggles of Social Justice in the Age of Globalization,Yale University Press
=20080215 山口 富子 監訳,京都大学学術出版会,311p.

last update:20120201

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■Goldman, Micheal 2005 Imperial Nature: The World Bank and Struggles of Social Justice in the Age of Globalization,Yale University Press =20080215 山口 富子 監訳 『緑の帝国――世界銀行とグリーン・ネオリベラリズム』,京都大学学術出版会,311p. ISBN-10:4876987246 ISBN-13:978-4876987245 \3990 [amazon][kinokuniya] ※ 1tha 2 e05 g03 n05

■内容

出版社/著者からの内容紹介
本書を読まずして世界銀行は語れない。ブレトンウッズ体制とともに誕生した世界銀行。市場重視の開発政策と環境保護主義の「思いがけない結びつき」であるグリーン・ネオリベラリズム。そのヘゲモニーが持つ権力性を言説分析によって明らかにし,「静かな支配」の実像に迫る。

内容(「BOOK」データベースより)
“開発の知”と、拡大する世界銀行のヘゲモニー。環境保護主義と市場主義の「思いがけない結びつき」、グリーン・ネオリベラリズム。その権力性を明らかにし、「静かな支配」の実像に迫る。

カバーの折り返し
原著への推薦をご紹介します。
"『緑の帝国』は,幅広い層の読者を魅了し,絶賛され,引用されることであろう.ゴールドマンが提案する新しい社会学の視座は,きっと多くの人に研究の方向性を与えてくれる."
ジェームズ C.スコット(イェール大学教授, Seeing Like a State 著者)
"独創的で,洞察に満ちた『緑の帝国』は,「開発」の名のもと,途上国がどのようにして発展ではなく衰退へと追いやられてゆくのかを暴き出している."
ナオミ・クライン(『ブランドなんか,いらない』著者)
"......ゴールドマンは緻密な研究を経て,世界銀行の秘密主義的な活動がどのようにして世銀の利益に結びつくのか,またそこにかかわる多国籍企業がどのように途上国の環境,経済を圧殺し,貧しい者から資源と権利を剥奪しているのかを明らかにしている."
ヴァンダナ・シヴァ(『アース・デモクラシー』著者)
"世界銀行が開発に関わる知識生産の最重要拠点のひとつとして勃興していることを生き生きと描きだす本書は,......知識が権威を得,そして圧力のもとでどのように転化するかという過程を記録することによって,オルタナティブな開発の方向性を示唆している."
ジリアン・ハート(カリフォルニア大学バークレー校教授,Disabling Globalization 著者)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ゴールドマン,マイケル
1994年、社会学博士(カリフォルニア大学)。現在、ミネソタ大学社会学部准教授、マクナイト・プレジデンシャル・フェロー(McKnight Presidential Fellow、将来有望な准教授に授与される米国のフェローシップ)

山口 富子
1995年英国国立バース大学社会科学科開発学修士、2004年ミシガン州立大学社会学部博士課程修了。社会学博士。国際連合地域開発センター研究員を経て、国際基督教大学教養学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

日本語版への序文
謝辞

第1章 世界銀行を理解する
 グリーン・ヘゲモニーの興隆、世銀スタイル
 開発学における緊張関係
 第三の道――「巡り合わせの領域」の分析論
 脆弱なヘゲモニー

第2章 世界銀行の台頭
 幸先の良いスタート
 マクナマラの時代
 世銀の権力の種をまく
 負債と構造調整
 グリーンとネオリベラルの緊張関係
 結論

第3章 知識の生産――世界銀行のグリーン・サイエンス
 研究課題と組織的制約
 環境研究とプロジェクト・サイクル
 職員の環境アセスメント研修
 環境モニタリングは至難の業
 ナルキッソスの回帰?
 ピラミッド型支配構造の維持
 経済学者の中の人類学者
 合意形成
 組織の内部的制約と対外的圧力の狭間で
 結論

第4章 あたらしい学問の誕生――環境知識の生産
 ラオスにおける環境知識の生産
 グリーン・ネオリベラリズムの主観性
 結論

第5章 エコ統治性と環境国家の生成
 ラオスを緑化する
 新たな法、機関、プロジェクト
 ハイブリッドな国家主体の生成
 不均衡発展
 結論

第6章 水の民営化、市民社会のネオリベラル化――越境する政策ネットワークの権力
 越境する政策ネットワークの台頭
 水をめぐる新たな世界的課題とネットワーキング
 水の民営化という言説空間とその拡張
 水改革に関する国際合意
 水の民営化の強要
 パイプの亀裂
 矛盾あふれる「非」市民社会の台頭か?
 結論

第7章 それは閉鎖できるか?
 政治活動家からの反応
 マイケル:ハイチ中央電力労働組合オルガナイザー
 ジェームズ:債務と開発を考えるジンバブエ連合のオルガナイザー

参考文献
索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20120201 REV:
タイ ◇アフリカ ◇経済(学) economics ◇グローバリゼーション ◇ネオリベラリズム  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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