『寝たきり者の生存余命の推定――損害賠償額算定における統計の役割』
吉本 智信 20041201 自動車保険ジャーナル,237p.
■吉本 智信 20041201 『寝たきり者の生存余命の推定――損害賠償額算定における統計の役割』,自動車保険ジャーナル,237p.ISBN-10: 4303850020 ISBN-13: 978-4303850029 4830 [amazon] ※
■内容(「MARC」データベースより)
寝たきり者の生存年数に関する最新データを収録し、損害賠償における統計的な考え方を説明した超入門書。定期金払いに向けた理論的根拠を提示する。統計の基礎と生存曲線の分析法もわかりやすく解説。
■目次
序章 統計と生存余命の関わりについて
1 統計の基礎 / 2 生存曲線と生命表の歴史的な成立過程 / 3 平均生存余命の算出方法
4 寝たきり者の生存余命を算出する問題点
1章 寝たきり者の生存余命の解析
1 寝たきり概念 / 2 寝たきり者の実態(厚生省の寝たきり者の数と期間の調査)
3 寝たきり者の実態 / 4 調査データに基づいた生存余命のまとめ
2章 「寝たきり者の生命表」の作成
1 生命表の基本的な考え方 / 2 各年次ごとの死亡率、脱却率、生存率の求め方
3 自動車事故対策センターのデータからの生命表の作成
3章 生存余命に関する過去の裁判事例の検証(1)〜生存余命10年とした最高裁判決について〜
4章 生存余命に関する過去の裁判事例の検証(2)〜生存余命について判断した近年の裁判事例〜
5章 生存余命に関する過去の裁判事例の検証(3)〜平均生存余命までとした大阪地裁判決について〜
6章 自動車事故対策センター・最新データを用いた検証
7章 生存余命に関する新しい見解の裁判事例
終章 寝たきり者の生存余命を公平に推定する際の問題点
資料1 数学的な補足(生存曲線)
資料2 統計的な補足
資料3 介護保険の将来人数の予測
資料4 参考判決
■言及
◆立岩 真也 2008 『…』,筑摩書房 文献表