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『マルクスだったらこう考える』
的場 昭弘 20041220 光文社,光文社新書,251p.
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last update:20160201
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■的場 昭弘 20041220 『マルクスだったらこう考える』,光文社,光文社新書,251p. ISBN-10:4334032818 ISBN-13:978-4334032814 720+
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※ le03.mk17.lc01
■内容
民族、宗教、家族、二極化、戦争…。19世紀の「あの人」が解く21世紀の超難問。
■目次
序章 マルクス、二一世紀の東京に現わる
暗い表情の日本人/プロレタリアートはどこへ行った?/学問の世界から消えたマルクス/誰も知らない/『資本論』が視野に入れていたはずのもの/マルクス自身にとって古い「マルクス」
第1章 「二一世紀型」マルクス主義とは?
労働運動のバックボーンだった/一国資本主義と世界資本主義/中産階級の進展とマルクス主義の後退/グローバリゼーションと社会主義の崩壊/グローバリゼーションがはらむ五つの矛盾/階級闘争論をどう考えるか/弁証法的唯物論をどう考えるか/発展段階論をどう考えるか/ロビンソン・クルーソー・モデルに対する批判/三人の思想家/経済闘争と政治闘争の合一化/アソシアシオン/グローバリゼーションに巻き込まれる家族/階層の両極化に対して何ができるか
エピソード1――マルクスとスピノザ
第2章 世界についてどう考える?
「アメリカ=世界」という現状/「歴史は終わった」/革命後、資本主義以前の状態に戻ったロシア/ソ連型共産主義が〈帝国〉に呑み込まれた理由/中産階級化志向の誕生/〈帝国〉モデル――「内部」に敵をもたない体制/イラク戦争とは何か/ポスト近代国家/グローバリゼーションは共産主義のはじまり/不完全雇用下での発想の転換/マルチチュード――「多様な人々」/数百年、数千年先を見据える
エピソード2――マルクスはアメリカをどう見ていたか
第3章 民族や宗教についてどう考える?
レヴィ=ストロースとブローデル/実存主義と構造主義との対決/西欧主義としての初期マルクス主義/サイードによるマルクス主義批判/加害者的労働運動/幻想の共同体/サバルタン民族主義/近代化と民族主義の相互補完関係/ポストコロニアル/移民労働者がもたらすもの/忘れられたアフリカ/アフリカで広まるイスラム教/世界同時革命
エピソード3――マルクスのオリエンタリズム
第4章 「他者」についてどう考える?
レヴィナス――「他者」の思想/粗野な共産主義/「他者」としての女性/社会構築主義からクイア理論へ/黒人女性――究極のサバルタン/沈黙と不在/「敵」は資本家ではない/マルチチュード的家族の出現/マルクスの性モラルは時代を超える?/恥部をなくすことは「他者」をなくすこと
エピソード4――マルクスの女性観、家族観、生活観
第5章 労働者についてどう考える?
愛国心を失った国家/自己責任論噴出の背景/賃金の上昇は「ほどほど」がいい/「全体」とは何か/賃金はみんなのものである/資本にとって労働者は「他者」/差別、階級、「他者」のいない世界とは?/国家の消滅を資本が願う?/すべての「他者」よ、団結せよ”
エピソード5――マルクスと労働者・革命家
あとがき
新しいマルクスを知るための参考文献
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子
UP:201650201 REV:
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Levinas, Emmanuelエマニュエル・レヴィナス
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Marx, Karlカール・マルクス
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Levi-Strauss, Claudeクロード・レヴィ=ストロース
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身体×世界:関連書籍
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