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『労働経済学入門』

太田 聰一・橘木 俊詔 20041010 有斐閣,224p.


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■太田 聰一・橘木 俊詔 20041010 『労働経済学入門』,有斐閣,224p. ISBN-10:4641162220 ISBN13:9784641162228 \1700 [amazon][kinokuniya] ※ w01

■内容
働く人にとって不安の多い今、働くことの意味、労働需要と供給、賃金格差、長期雇用と年功賃金、フリーター、女性・高齢者雇用問題、失業など、変貌する日本の労働市場をめぐる様々なトピックスをわかりやすく解説した入門書。

■目次
第1部 労働経済学への招待
   第1章 人が働くということ?労働経済学への招待
         1.労働経済学とは何か
         2.人が働くことの意味
         3.アリ、キリギリス、セミ、ミツバチ、アリギリス
   第2章 賃金と雇用の決まり方
         1.労働市場の特徴
         2.労働供給
         3.労働需要
         4.需要と供給の一致
         5.労働市場の不完全性
   第3章 データでみる日本の労働市場
         1.働く人の総量
         2.労働時間
         3.産業と職業
         4.高学歴化と高齢化
         5.賃金
         6.疲労とストレス

第2部 労働経済学の基本問題
   第4章 なぜ人によって賃金は違うのか
         1.賃金の格差
         2.生産性格差
         3.仕事の「魅力度」と賃金:均等化差異説
         4.日競争的な労働市場:労働市場の分断
         5.日競争的な労働市場:賃金交渉仮説と効率賃金仮説
         6.「スーパースター」の経済学
   第5章 「学び」と「訓練」
         1.教育・訓練によって高まる生産性
         2.学歴の獲得
         3.学歴間賃金格差はなぜ生じる
         4.企業による訓練
         5.訓練モデル:一般訓練と企業特殊訓練
         6.訓練モデルの説明力:賃金プロファイル
         7.雇用の安定と内部労働市場
   第6章  人が会社をやめるとき
         1.会社をやめるということ
         2.会社をやめる人のデータ
         3.会社をやめるメカニズム
         4.転職の結果:「成功する転職」とは何か
         5.労働市場の変化と「流動化」のゆくえ

第3部 誰もが安心して働ける社会をめざして
   第7章 高失業の経済学
         1.失業に対する見方
         2.誰が失業しているのか
         3.失業が発生する理由と失業率が下がりにくい理由
              1 働需要の不足
              2 賃金の下方硬直性
              3 インフレ率との関係
              4 雇用のミスマッチ
              5 長期失業による就業意欲低下と技能ロス
         4.失業率を下げるための政策
              1 マクロ経済政策
              2 積極的雇用政策
              3 企業の活性化政策
              4 ワークシェアリング
    第8章 女性を働きやすくする
         1.女性の労働問題
         2.火事・結婚・育児の問題・M字型カーブ
         3.性別役割分担の影響力
         4.女性の就業実態
         5.女性への差別
         6.男女共同参画社会
         7.ファミリー・フレンドリー企業
    第9章 若者を働きやすくする
         1.新聞記事から
         2.若者の置かれた状況
         3.若年雇用悪化の背景:意識変化説
         4.若年雇用悪化の背景:採用減少説
         5.若年雇用悪化の背景:資質低下説
         6.若年失業がもたらすもの
         7.何が求められるのか
    第10章 高齢者を働きやすくする
         1.高齢者の雇用問題
         2.高齢者の就業意欲は高い
         3.定年制の存在
         4.定年制廃止と年齢差別禁止
         5.公的年金制度との連動と継続雇用
         6.豊なセカンドライフのために
              1 高齢者への雇用機会助成
              2 職業訓練
              3 作業環境の改善
              4 多様な就業形態の提示とワークシェアリング
              5 趣味とボランティア
              6 早いうちからのキャリアプラン
         7.引退年齢の選択

    第11章 労働経済学の意義
         1.労働経済学への招待(第1章から第3章)
         2.労働経済学の基本問題(第4章から第6章)
         3.誰もが安心して働ける社会を目指して(第7章から第10章)

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:本岡 大和 
UP:20090410 REV:20100921
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