『耳の悦楽――ラフカディオ・ ハーンと女たち』
西 成彦 20040831 紀伊國屋書店,230p.
■西 成彦 20040831 『耳の悦楽――ラフカディオ・ ハーンと女たち』 紀伊國屋書店,230p. ISBN-10:4314009659 ISBN-13:9784314009652 \2205 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
ギリシアに生まれ、アイルランド、アメリカ、仏領マルチニーク、日本と渡り歩き、フォークロア収集にのめり込んだ文化横断者ラフカディオ・ハーン。異文化を貪欲に吸収するその創作活動の命綱は、民間伝承の語り部としての女たちだった。ハーンを介さないと聞こえてこない女たちの声に耳をすませながら、先駆的フェミニストとしてのハーン像を描く渾身の論集。
■目次
1 語る女の系譜―ラフカディオ・ハーンの女たち
2 『怪談』を読む
「おしどり」とマゾヒズム
怪談浦島太郎
生者から死者に向けて―「向日葵」を読む
3 ハーンと同時代作家
ザッヘル=マゾッホ偏愛
「南部文学」の世界性について―『チータ』を読む
書く女、語る女
エレン・ディーンの亡霊
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:本岡 大和