HOME > BOOK >

『揺れ動く米国の医療──政策・マネジドケア・医薬品企業』

伊原 和人・荒木 謙 20040801 じほう,267p.

last update:20110502

このHP経由で購入すると寄付されます

■伊原 和人・荒木 謙 20040801 『揺れ動く米国の医療──政策・マネジドケア・医薬品企業』,じほう,267p. ISBN-10:4840731608 ISBN-13:978-4840731607 \4500 [amazon][kinokuniya] ※ 3usa 3usa-m

■内容


内容(「MARC」データベースより)
「米国の医薬品企業と日本の企業とはどこが違うのか。今後、世界競争の中で生きていけるのか」といった疑問を念頭に置きながら、米国の医療システムの現状を、医療費、医療保障、医薬品市場などの切り口から解説する。

■目次


第1章 米国の保険医療(ヘルスケア)システムの概要
 第1節 健康指標からみた米国の医療保険(ヘルスケア)システム
  1. 決して高いとはいえない米国民の健康水準
  2. 外来・入院の国際比較
 第2節 医療保険の加入状況
  1. 国民皆保険(皆保険)ではない米国の医療
  2. 基本は民間保険
  3. 減らない無保険者
 第3節 医療費の現状
  1. 医療費は世界最高水準
  2. 高齢化の進展により増大する医療費
  3. メディケアの財政状況
  4. 医療費ベースでは意外に大きい公的部門の役割
  5. 患者自己負担の傾向
  6. 事業主負担の傾向
  7. 上昇する薬剤費
  8. 高い医療保険の管理コスト
 第4節 医療提供体制の担保
  1. 医師
  2. 病院
  3. 医療提供側の水平統合・垂直統合の増加
  4. 治療・リハビリテーション・介護の機能分化
 第5節 医療費用保障の現況
  1. メディケアの概要
  2. 民間保険(マネジドケア)の概要

第2章 マネジドケア――強まる反発と新しい展開
 はじめに
 第1節 マネジドケアが普及した背景
  1. 出来高払型保険からマネジドケアへ
  2. マネジドケアの構造
 第2節 マネジドケアに対する反発
  1. 患者(被保険者)の立場から
  2. 医療提供者の立場から
 第3節 これからのマネジドケア――新たな状況と今後の展開
  1. 保険者をめぐる新たな状況
  2. 被保険者(患者)をめぐる状況
  3. 医療提供者をめぐる状況
  4. 新しい局面を迎える保険者、被保険者(患者)、医療提供者の三者関係

第3章 自由市場と医薬品――米国医療品市場のダイナミズム
 はじめに
 第1節 医薬品の流通過程にみるダイナミズム
  1. 伸長著しいメールオーダー
  2. 大手チェーン薬局は新薬企業と直接取引
  3. 薬局や病院は大量購入を通じた大幅な値引(ボリューム・ディスカウント)を追求
 第2節 医薬品の保険給付過程にみるダイナミズム
  1. 保険加入によって医薬品の値段(保健償還額と自己負担の合算額)が大きく相違
  2. マネジドケア型保険にみる保険者と製薬企業との厳しいせめぎあい
  3. メディケイドにおけるダイナミズムのポイント
  4. 米国の保険給付過程におけるダイナミズムのポイント

第4章 メディケアをめぐる政界の動向
 第1節 メディケア改革をめぐる議論の動向――メディケアの民営化
  1. ブロー委員会の改革案
  2. クリントン大統領のメディケア改革案
  3. ブッシュ大統領のメディケア改革案
 第2節 外来薬剤給付創設をめぐる動き――長年の課題だが、財政問題や手法をめぐり意見が対立
 第3節 2003年のメディケア改革法――外来薬剤給付の実現
  1. 2003年改革法の概要
  2. 2003年改革法をめぐる評価

第5章 黄金期を経て成長鈍化に向かいつつある米国処方薬市場
 第1節 1990年代半ば以降における米国処方薬市場の成長ダイナミズム
  1. 世界における最大・最速の医薬品市場の地位を確立した米国
  2. 迅速かつ柔軟な審査体制に移行したFDA
  3. 米国固有のシステムであるマネジドケアによる
  4. 医薬品メーカーによる全方位マーケティング展開
 第2節 2000年以後、次第に風向きが変わりはじめた業界環境
  1. 新薬審査および製造プロセス審査の両面で厳格化に転じたFDA
  2. 高まる医薬品価格統制に向けての政治圧力
  3. 医薬品メーカーの時として適度に積極的なマーケティング手法に対する世論的批判
  4. 強まるマネジドケアからの価格圧力
  5. 開発パイプライン枯渇化傾向がとくにブロックバスター薬の領域で顕著にみられる
 第3節 2004年〜2007年の米国処方薬市場成長率見通し――2002年以降の成長率鈍化、そして一段の鈍化が懸念される2007年

第6章 欧米大手医薬品メーカーの成長戦略
 第1節 医薬品ビジネスに特異的にみられる事業特性
  1. 「良いものを開発して、それを効果的にマーケティングする」シンプルなビジネス・モデル
  2. 競争力の点で重要な差別化となる外部資源のネットワーク化の巧拙
  3. 典型的なハイリスク・ハイリターン型の知識集約産業
 第2節 欧米医薬品メーカーのメガ・マーケティング戦略
  1. マーケティング対象が多岐にわたる複雑性を持つ医薬品事業
  2. 医師向けマーケティング戦略におけるキーワード
  3. マネジドケア型保険向けマーケティング戦略におけるキーワード
  4. 患者向けマーケティング戦略におけるキーワード
 第3節 重要性を増すパテント失効対策
  1. 経営にきわめて深刻な影響をもたらす可能性のある「ブロックバスター薬」のパテント失効
  2. 各社が心血を注ぐパテントの事実上の延命策
  3. 司法判断またはFTC決定の側面から、やや分が悪くなりつつあるブランド薬メーカー側
  4. ジェネリック薬メーカー側とブランド薬メーカー側の双方にみる戦略面での最近の変化
 第4節 開発パイプライン補充に全力をあげる欧米医薬品メーカー
  1. 生産性低下と成長率維持に悩む欧米大手医薬品メーカー
  2. 開発パイプラインの側面からみた最適企業規模の存在の可能性
  3. 研究開発効率の向上に向けての主な創薬技術の進化
  4. 既存の創薬研究フローに着実に溶け込みつつあるゲノム創薬アプローチ
  5. 創薬プロセス全般に対する統合的な効率化アプローチの重要性の高まり
 第5節 積極的な外部アライアンスの活用
  1. 各社ごとに濃淡みられる外部アライアンスへの依存度
  2. 堅調に伸びる創薬基礎技術領域のアライアンス件数
  3. 製品導入型アライアンスでは、ディール金額の大型化と開発後期品志向の強まりが傾向
 第6節 成長戦略の一環としての合併・買収戦略における光と影
  1. 合併・買収による最大の効果は"米国での販売インフラ拡大"と"コスト削減"
  2. 過去の事例をみる限りでは評価は二分される大型合併・買収
  3. 企業規模によってアプローチが異なってくる可能性のある今後の合併・買収戦略

第7章 欧米医薬品メーカーの戦略が日系医薬品メーカーに与えるインプリケーション
 第1節 欧米医薬品メーカー大手の日本市場および日系医薬品メーカーに対する見方の変化
  1. ICH導入によるインパクト
  2. 1990年代後半以降における日本市場を巡る欧米大手による戦略的スタンスの変遷
 第2節 大競争時代を迎えた医薬品産業における日系医薬品メーカーの生き残り戦略
  1. グローバル競争における"自社ポジショニングの明確化"
  2. グローバル競争時代において日系医薬品メーカーがとるべき戦略オプション
 第3節 おわりに――求められる、大胆にして迅速な経営判断

索引

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:樋口 也寸志
UP:20110502 REV:
アメリカ合衆国 United States of America ◇医療・アメリカ合衆国身体×世界:関連書籍 2000-2004  ◇BOOK
TOP HOME (http://www.arsvi.com)