『所有という神話――市場経済の倫理学』
大庭 健 20040727 岩波書店,286+3p
■大庭 健 20040727 『所有という神話――市場経済の倫理学』,岩波書店,286+3p. ISBN:4-00-023396-3 3570 [amazon]/[kinokuniya]/[kinokuniya]/[bk1] ※
■内容説明[bk1]
利潤という獲物を追って、負け組になるまいと日夜走り続けることで、私たちは何を犠牲にしているのか? 市場経済という社会システムの人間的・倫理的含意を思想史的アプローチから考察。「人−間の倫理学」の構築を目指す。
■著者紹介[bk1]
1946年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得。専修大学文学部教授。著書に「自分であるとはどんなことか」など。
■言及
◆立岩 真也 1997 『私的所有論』,勁草書房
「他者から奪わないのは、他者によって私が存在している(大庭健[1989][1990]等)から、他者に対して恩があるからだろうか。第7章4節2で私的所有に抗して主張される言説の中にこの種のものがあることを確認し、その含意について検討する。」(第4章「他者」)
→大庭 健 20040727 『所有という神話――市場経済の倫理学』,岩波書店,286+3p. ISBN:4-00-023396-3 3570 [amazon]/[bk1] ※
「なお私の議論への批判としては、立岩真也『私的所有論』、第7、8章参照。」(p.267 ここでの「私の議論」は「平等の正当化」における議論)
◆立岩 真也 2008 『…』,筑摩書房 文献表