『応用倫理学講義 1 生命』
中岡 成文 編 20040708 岩波書店,267p.
■中岡 成文 編 20040708 『応用倫理学講義 1 生命』,岩波書店,267p.
ISBN-10: 4000267140 ISBN-13: 978-4000267144 3360 [amazon] ※ b d01 t02
■出版社/著者からの内容紹介
問いとヒント―日々に出会う、のっぴきならない問題を考える。生命倫理、環境倫理、情報倫理、そして経済政策や企業の、また家族や学校のあるべき姿への模索。現場から、人間と社会への根源的な問いを掘り起こし、専門の壁を越えて、未来への指針を探る。転換する日本の応用倫理学の現在を映し出す、講義と問題集と対話。
■内容(「BOOK」データベースより)
何を考えておくべきか、命のこと、あなた自身のこと。生きるために、生かすために。問いとヒント―のっぴきならない問題を考える。
■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中岡 成文
1950年生まれ。専攻、臨床哲学、倫理学。大阪大学大学院文学研究科教授。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
T 講義の七日間――生命に肉薄する言葉
第一日 人間を離れるということ/自然ということ――生命が生命を問う――
第二日 何をケアするのか
第三日 生命のマネジメント――生命操作のテクノロジー――
第四日 生命は所有できるか
第五日 当事者とは誰か
第六日 事例に学ぶということ――〈応用〉することの倫理性に向けて――
第七日 臨床哲学の可能性――生命に肉薄する言葉へ――
U セミナー
1 生きとし生けるものの倫理――生物学の視点から――
2 生きる技術・生かす技術
3 身体を生きること――身体と社会についての哲学カフェより――
4 生命の神聖――その失効とその再考――
5 日本の生命倫理における「六八年」問題――東大医学部闘争と和田移植――
6 生命の響きあい――立派に生きること――
V 問題集――近未来想定問答 あなたならどうする?
1 生命操作
2 人間改造
W シンポジウム――生と死はみんなの現場
X 生命倫理年表
■言及
◆田中 智彦 20040708 「日本の生命倫理における「六八年」問題――東大医学部闘争と和田移植」,中岡編[2004:147-168] cf.和田心臓移植事件
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◆立岩 真也 2008 『唯の生』,筑摩書房 文献表