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『「みんな」のバカ!――無責任になる構造』
仲正 昌樹 20040620 光文社,光文社新書,206p.
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last update:20160201
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仲正 昌樹
20040620 『「みんな」のバカ!――無責任になる構造』,光文社,光文社新書,206p. ISBN-10:4334032524 ISBN-13:978-4334032524 欠品
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■内容
「みんな」を求め、「みんな」に傷つけられた「わたし」は何処へ行く。
■目次
はじめに――「みんな」の「物語」
1章 「みんな」って誰?
「みんなやっていることやないか!」/ 「赤信号」の法則/「みんな読むよ!」/「みんな」が広がるグローバリゼーション/ローカルな「みんな」/「神の国」の「みなさん」/「みんな」を「代表=表象」する/増殖する「みんな」の記号/「みんな」と違うから「みんな」を代表できる
2章 「みんな」の西欧思想史
法とは「みんな」の意志である/「みんな」による「みんな」の支配・全体主義/一般意思=「みんなの意思」?/「一般意思」は永遠にまとまらない/「みんな」が話し合う「場」/操作される「みんな」のメディア/「みんな」の中に埋没する「ヒト」/ハイデッガーを「みんな」で読み替える/「みんな」に似ている「みんな」のヒーロー/どんどん冴えない人になるヒーロー
3章 「みんなの責任」をどうするか?
「みんなの責任」の範囲/「自分で語ることのできない他者」への「責任」/「責任」の宛先がない日本/夏目漱石と「みんなの責任」/「世間に対して申し訳ない」/「我慢する」のと「抗議する」のはどっちが倫理的か/「みんな」の「有限責任」/「みんな」のモラル・ハザード/モラル・ハザードと「みんなの無責任」/「バブル」を生んだ「みんな」の責任/「自己責任」を叫ぶとますます無責任」になる/「みんな」の責任をどう立て直す/「藤井さん」は「みんなのヒーロー」
4章 「みんな」と「わたし」の物語
「みんな」から押し出された「わたし」/「わたし」が「みんな」から目覚める時/「みんなの世界」への後退/「みんな」の物語と「わたし」たちの物語/「みんな」をめぐる「みんな」の苛立ち/小さな「みんなの物語」/「ちいさなみんなの物語り」の危なさ
5章 そして、「みんな」いなくなった!
「みんな」はいつまでも「みんな」なのか?/危ない時に出てくる「みんな」/「みんな」は後からやって来て、先に消えてしまう/「みんな」はまだ生きているのか?
エピローグ――「みんな」が見えなくなった時に
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:奥坊 由起子
UP:20160201 REV:
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