『言語/性/権力――橋爪大三郎社会学論集』
橋爪 大三郎 20040525 春秋社,324,6p.
■橋爪 大三郎 20040525 『言語/性/権力――橋爪大三郎社会学論集』,春秋社,324,6p. ISBN-10: 4393332253 ISBN-13: 978-4393332252 \2625 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
構造・機能分析以降の学問的混迷のなか、あくまで普遍的学としての社会学の再生を希求する橋爪社会学の歩み。
人間活動の基盤である言語に焦点をあて、フーコーやマンハイムを批判的に検討しつつ、社会学の理論的枠組みから、規範と権力、イエ社会や性愛の分析まで、その全貌を一望にする。
■目次
序章 社会学のにおい
第1部 言語と社会の関係をめぐって
第1章 社会とはどういう空間であるのか
第2章 “言語”派社会学
第3章 知識社会学と言説分析
第4章 「貨幣」と言語――価値の起源をめぐって
第5章 言語ゲームとしての死
第2部 規範の言語と権力の生起
第6章 権力の可能条件
第7章 不可視の法/不可視の権力――H. L. A. ハートの法理論とその彼方
第8章 「一次ルールは強制的命令」ではない――V. アレヴァロ・メンチャカ教授のハート批判を駁す
第9章 文脈と権力――フーコー以後、権力をどう論ずればよいか
第10章 公共性とは何か
第3部 変容する社会関係
第11章 イエ社会論は有効か
第12章 天皇と民主主義――明治維新と戦後民主主義の“構造”の同一性
第13章 性愛のポリティクス
あとがき
文献
初出一覧
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治