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『Myフェアリー・ハート――わたし、アスペルガー症候群。』

成澤 達哉 20040415 文芸社,272p.


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■成澤 達哉 20040415 『Myフェアリー・ハート――わたし、アスペルガー症候群。』,文芸社,272p. ISBN: 4835572777 1575 [amazon][kinokuniya] ※ a07.

 *小説

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内容(「BOOK」データベースより)
こだわりが強く、他人とうまくコミュニケーションがとれない亜咲は「変わった子」と呼ばれ、生きにくさを感じながら学校生活をおくっていた。しかし、知的障害を伴わない自閉症、軽度発達障害の一種である「アスペルガー症候群」と診断されたことにより、自らの個性を認め、家族や周囲の理解と協力を得ながら、新たな一歩を踏み出していく…。誤解されることの多い独自の世界観を、当事者の目線からやさしく細やかに描いた一冊。

■著者紹介

成澤達哉(成沢達哉)[ナルサワタツヤ] 1973(昭和48)年12月17日生まれ。岡山県出身。28歳のときに高機能自閉症であることがわかり、以来発達障害に関心を抱きつつ、「自分探し」を続けている

■引用

 「「[…]一般に言われる自閉症は、知的な遅れと言葉の遅れを伴うのですが、中にはそれらを伴わないものも存在します。そのうち、知的な遅れがないものは『高機能自閉症』、それに加えて言葉の遅れが見られないものは『アスペルガー症候群』、略して『アスペ』と呼ばれます。
 […]
 「[…]これは『病気』ではなく『先天性の障害』でして、現在のところは一生治ることはありません。訓練によって社会に適応できるようにすることはできますが、かなりの時間を要します」(成澤[2004:33])

・著者あとがき
 「実は私は、二十代後半でアスペルガー症候群に類似した障害「高機能自閉症」と診断されました。それまでの私は、障害があるとはいっさい誰からも言われることも、気づかされることもなく、「人間界に住む普通の人間」として扱われてきました。それゆえ、普通の人間ならばしなくてもよい苦労をするハメとなってしまいました。」(成沢[2004:261])
 「診断を受けたあと、少しは気が軽くなった私ですが、その後、また別の「気がかり」う感じるようになりました。
 ここ数年のうちに、何かと多く語られるようになった「発達障害」。その中でも出現頻度が高い範疇の障害、自閉症。その中でさらに細分化された、高機能自閉症およびアスペルガー症候群。
 しかし、現在これらの障害について、どれだけの人が正しい認識を持っているか、の話となるとどうでしょう。専門家や発達障害に携わる人たち、当事者の家族親族を除いては、多くの人が先入観や間違った情報などにより、誤った認識をしてしまっているのが現状です。
 それに加えて、最近たて続けに起こった凶悪犯罪の数々が、思わぬ波紋を広げてしまいまし<0262<た。容疑者の精神鑑定の段階で、マスコミ報道では「発達障害」の言葉が使われました。中でも、愛知県豊川市で起きた少年による殺害事件では、「犯人の高校生はアスペルガー症候群」と報じられ、その、「犯人の高校生はアスペルガー症候群」と報じられ、その障害がどのようなものなのかは、ほんの少し説明を添えたにとどまり、全体として「アスペルガー症候群=凶悪犯罪」という短絡的かつ誤った図式を印象づけてしまった雰囲気を感じました。」(成澤[2004:262-263])

■言及

◆立岩 真也 20140825 『自閉症連続体の時代』,みすず書房,352p. ISBN-10: 4622078457 ISBN-13: 978-4622078456 3700+ [amazon][kinokuniya] ※


UP:20090406 REV:20090423, 20140824
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