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『線維筋痛症とたたかう未知の病に挑む医師と患者のメッセージ』

西岡 久寿樹監修/ホールネス研究会著 200404 医歯薬出版,165p.

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last update: 20210925


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■西岡 久寿樹監修/ホールネス研究会著 200404 『線維筋痛症とたたかう未知の病に挑む医師と患者のメッセージ』,医歯薬出版,165p. ISBN-10:4263205553 ISBN-13:978-4263205556 2400+ [amazon][kinokuniya] ※ fms

■内容

amazonより

第一線の専門医が語る、線維筋痛症との出会い 診断・治療のアプローチ。

痛みは最も重要な生体防御反応なのに、その痛みが過剰に発現するのが線維筋痛症患者の特徴だ。生態防御に何らかの異変が起こっているのではないかと考えた専門医たちは、患者と向き合いながら手探りで治療をはじめた……。患者のほとんどは女性である。病名がつくまで30年かかった人もいる、現代の難病の全貌がこの1冊に!

著者からのコメント
 線維筋痛症は長い間「日本には存在しない病気」だったが、欧米はもちろん、アフリカ諸国や韓国、香港など東アジア諸国ではよく知られるポピュラーな疾患の一つ。日本の学会でもようやくこの疾患にスポットがあてられてきたものの、専門医が少ないことから、いまだに病名がつかず苦しんでいる患者が全国に多数いる。線維筋痛症とたたかった専門医と患者の道のりをつぶさに追った日本で初めてのルポ。

内容(「MARC」データベースより)
推定患者数100万人。原因不明の激しい痛み、不眠、不安感、うつ状態。多様な症状を呈すこの病気は一体何なのか? さまざまな社会問題に横たわる新しい難病、線維筋痛症(FM)の臨床像、治療法に迫る。

抜粋
 髪にふれられても激痛が襲う。着ている服さえ接触部分が剣先となり、神経の中枢に痛みとして認識される。患者のなかには、両手指の爪を切ることができないため、爪が七、八cm以上に伸びたまま寝たきりの人もいる。
その光景は「理解されない病気」を象徴するかのようだ。


■著者紹介

kinokuniyaより

西岡 久寿樹[ニシオカクスキ]
昭和43年3月三重大学医学部卒業。昭和47年4月自治医科大学血液研究所予防生態部門講師。昭和52年4月カリフォルニア大学サンディエゴ校リウマチ科研究員。昭和56年3月三重大学医学部内科学第三講座助教授。昭和57年10月東京女子医科大学リウマチ・痛風センター内科助教授。昭和58年8月東京女子医科大学リウマチ・痛風センター内科教授。平成3年4月聖マリアンナ医科大学教授・難病治療研究センター臨床遺伝部門長。平成11年4月聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター長。日本リウマチ財団常務理事、財団法人痛風研究会理事、日本学術会議病態研連委員、日本医学会研連委員、厚生科学審議会専門委員、第13回アジア太平洋リウマチ学会(APLAR)会長(平成20年9月)。『日本リウマチ学会賞』受賞(昭和58年)、『日本チバガイギー・リウマチ賞』受賞(平成4年)、ドイツ医学会『Carol Nachman賞』受賞(平成9年)、米国関節炎財団『Marriott Lifetime Achievement賞』受賞(平成18年)


■目次



■引用



■書評・紹介



■言及





*作成:岩ア 弘泰
UP: 20210925 REV:
線維筋痛症 身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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