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『ゆとり教育から個性浪費社会へ』

岩木 秀夫 200401 ちくま新書,235p.


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岩木 秀夫 200401 『ゆとり教育から個性浪費社会へ』,ちくま新書,235p. ISBN-10: 4480061517 ISBN-13: 978-4480061515 \756 [amazon][kinokuniya] p0206

■内容(「MARC」データベースより)

「ゆとり教育」をきっかけに始まった学力論争は結局、新自由主義的方向で決着しつつある。学習指導要領をめぐる混乱に見られるように迷走を続ける文部科学省は、産業界主導の能力主義派とそこに便乗するポストモダン評論家の間で揺れ動き、巨大なグローバリズムの流れのなかで平等主義という価値は大きく変更された。豊かな人間性を表すはずの「個性」はいつのまにか競争に生き残るための道具と変わってしまうのだ。レーガン・サッチャー改革で実現した欧米型個性浪費社会へと突入する日本の教育と社会のつながりを考察する。

■著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岩木 秀夫
1947年青森県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。同助手、国立教育研究所(旧)室長を経て、現在、日本女子大学人間社会学部教育学科教授。専攻は教育社会学。政治経済システム、文化システム、人格システムなどと学校教育とが、相互にどのように関連しているのかを総体的に論理化することが一貫したテーマ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■紹介・言及

橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社


UP:20090816 REV:
「若年者雇用問題」文献表  ◇格差・貧困に関する本の紹介  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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