『アメリカン・ジハード――連鎖するテロのルーツ』
Mamdani, Mahmood 2004 Good Muslim, Bad Muslim: America, the Cold War, and the Roots of Terror, Pantheon Books
=20050706 越智 道雄 訳,岩波書店,327p.
■Mamdani, Mahmood 2004 Good Muslim, Bad Muslim: America, the Cold War, and the Roots of Terror, Pantheon Books
=20050706 越智 道雄 訳 『アメリカン・ジハード――連鎖するテロのルーツ』,岩波書店,327p. ISBN-10: 4000220306 ISBN-13: 978-4000220309 \3570 [amazon]/[kinokuniya]
■内容
内容(「MARC」データベースより)
アメリカが放った対ソ・ジハードの尖兵は、9/11を機に反米の極北へとねじれていった。インド系アフリカ出身のムスリムである著者が、テロリズムのルーツをたどって、アメリカの帝国的野望を鋭く抉り出す。
■目次
謝辞
日本語版序文
序章 モダニティと暴力
近代国家と政治的暴力
先住民側の暴力
「9/11」
いいムスリムと悪いムスリム
第一章 カルチャー・トーク、もしくはイスラームと政治を語らない方法
カルチャー・トーク二説
モダニティと文化の政治化
モダニティ、原理主義、そして政治的イスラーム
キリスト教原理主義と政治的キリスト教
イスラーム改革と政治的イスラーム
第二章 インドシナ後の冷戦
対照的な二つのパラダイム‐ラオスとヴェトナム
代理戦争の資金調達
代理戦争と「クラーク修正条項」
コンゴでの傭兵起用を快諾
アンゴラ瓦解
「クラーク修正条項」
代理戦争と「サファリ・クラブ」
南部アフリカ
レナモ―アフリカ最初の真正テロリスト運動
「建設的関与」
合衆国と「低強度戦争」
中米―公然とテロを採用
コカイン、コントラ、CIA
イラン=コントラ・スキャンダル
第三章 アフガニスタン‐冷戦のハイライト
麻薬取引でジハード資金調達
ジハードの軍資金提供者たち
パキスタン側のコスト
その結果、ターリバーン
ムスリム世界へのコスト
アルジェリア
エジプト
冷戦とイスラーム急進派
ヒズボラ
イラン
第四章 代理戦争から公然たる侵攻へ
イラク―戦時と平和時を通してのお仕置き
法の支配はまっぴら御免
イスラエルの国力と地域的免罪
入植者と自爆テロ
結論 お咎めなしと十把一絡げの処罰
冷戦後期におけるテロの民営化
合衆国へのコスト
脱出口
アメリカとイスラエル―事の核心
歴史的責任
解説
訳者あとがき‐「民主主義的専制主義」と「カルチャー・トーク」
注
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志