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『胎児の条件――生むことと中絶の社会学』

Boltanski, Luc 2004 La condition fŒtale: Une sociologie de l'engendrement et de l'avortement,Gallimard,432 pages.
=20181026 小田切 祐詞 訳,法政大学出版局,558p.

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last update:20190304

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Boltanski, Luc 2004 La condition fŒtale: Une sociologie de l'engendrement et de l'avortement,Gallimard,432 pages. =20181026 小田切 祐詞 訳 『胎児の条件――生むことと中絶の社会学』,法政大学出版局,558p. ISBN-10: 4588010867 ISBN-13: 978-4588010866 6000+ [amazon][kinokuniya] ※ r01. s

■内容

中絶は、ある種の暗黙の協定や社会的自己欺瞞のために、依然として非公式の空間の中に閉じ込められている。そして、中絶をめぐる議論は、合法化だけでは終止符を打つことができない。なぜなら、胎児の条件とは人間の条件だからである。本書は、生むことの問題を提起し、当事者へのインタビュー、そして、社会学を初めとする様々な知とともに、人間存在の社会への参入を司る象徴的な制約を分析する。政治的には合法の中絶を社会的にも声の届く経験にするために、文法的アプローチ、物語られる経験、歴史的パースペクティブがここで結び合わされる。

内容(「BOOK」データベースより)
生むことの問題を提起し、人間存在の社会への参入を司る象徴的な制約を分析する。当事者へ綿密なインタビューも行って、政治的には合法である中絶を、今後は社会的にも声の届く経験にするために、文法的アプローチ、物語られる経験、歴史的パースペクティブが、ここで結び合わされる。

著者について
(Luc Boltanski)
1940年生まれ。フランス社会科学高等研究院(EHESS)教授。現代フランス社会学を代表する人物の一人。資本主義、国家、愛、生命など、多様なテーマを取り上げながら独自の社会学を展開している。邦訳された著書に、ローラン・テヴノーとの共著『正当化の理論──偉大さのエコノミー』(三浦直希訳、新曜社、2007年)、『偉大さのエコノミーと愛』(三浦直希訳、文化科学高等研究院出版局、2011年)、エヴ・シャペロとの共著『資本主義の新たな精神』(上・下、三浦直希ほか訳、ナカニシヤ出版、2013年)がある。
著者略歴
(「BOOK著者紹介情報」より)
ボルタンスキー,リュック
1940年生まれ。フランス社会科学高等研究院(EHESS)教授。現代フランス社会学を代表する人物の一人。資本主義、国家、愛、生命など、多様なテーマを取り上げながら独自の社会学を展開している
小田切/祐詞
1983年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。神奈川工科大学、武蔵野大学、上智大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

序論
第1章 中絶の人類学的次元
第2章 生むことに課せられる二つの制約
第3章 取り決め
第4章 親となるプロジェクト
第5章 胎児のカテゴリーの構築
第6章 中絶の正当化
第7章 中絶の経験
結論 中絶を忘れる

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:安田 智博
UP:20190304 REV:
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