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『死刑存廃論の系譜 第五版』

三原 憲三 20031201 成文堂,551p.


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■三原 憲三 20031201 『死刑存廃論の系譜 第五版』,成文堂,551p. ISBN-10: 4792316308 ISBN-13: 978-4792316303 6300 [amazon]

■内容(「MARC」データベースより)
死刑存置論を批判的に考察し、諸外国における死刑廃止論の見解を検討、わが国における廃止論を考察する。2001年刊に「死刑廃止を推進する議員連盟」が 作成した法案の骨子を加えた第5版。

■目次
第五版のはしがき
初版のはしがき
序論
第一章 死刑存置論の展開
 第一節 序説
 第二節 死刑存置の諸思想
  一 復讐と見せしめ 二 社会秩序の防衛 三 神の秩序と正義
  四 社会契約違反 五 犯罪者の人為的淘汰
 第三節 わが国における死刑存置論――死刑存置論の根拠の分類――
  一 民族的法律概念(民族的確信・応報的観念)を理由とする死刑存置論
   (一)意義 
   (二)民族的確信とはなにか――現在の社会状態において死刑を廃止することが民族的確信に一致するか――
   (三)国民の意識・法的確信を根拠にする見解
    (1)国民意識未成熟論――阿部真之助氏
    (2)国民的道徳観の充足論――安平政吉博士
    (3)国民文化進化論――不破武夫博士
   (四)国民の意識・法的確信論への批判
    (1)木村亀二博士の批判
    (2)向江璋悦博士の批判
    (3)小野坂弘教授の批判
    (4)ホセ・ヨンパルト(Jose Llompart)博士の批判
    (5)久禮田益喜博士の見解
    (6)大谷實教授の見解
   (五)小括
  二 威嚇力 Deterrent effect(抑制力・犯罪抑止力、一般予防的観点)を理由とする死
    刑存置論
   (一)意義
   (二)死刑存廃論の理論的核心
    (1)威嚇的・他戒的効力論―樋口秀雄氏
    (2)非社会的「凶悪」犯淘汰論―泉二新熊博士
    (3)国家的秩序・人倫的文化維持論―小野清一郎博士
    (4)犯罪抑止論―植松正博士
    (5)例外的刑罰論―牧野英一博士
    (6)レオ・ページ(Leo, Page)の主張
    (7)コールラウシュ(Kohlrausch)の主張
    (8)シュミット(R. Schmidt)の主張
   (三)小括
  三 社会契約を理由とする死刑存置論
   (一)制裁に支えられる社会契約論―竹田直平博士
   (二)宮澤浩一博士の廃止論からの批判
   (三)田宮裕博士の社会契約論に対する主張
   (四)小括
  四 国民性と社会状況を理由とする死刑存置論
   (一)国民性・社会事情論―青柳文雄博士
   (二)社会的安定性の意味
   (三)小括
第二章 死刑廃止論の展開
 第一節 序説
 第二節 死刑廃止の諸思想
  一 人間の尊厳に対する尊重 二 人道主義の高揚 三 人道主義と監獄改革
  四 死刑と文学 五 犯罪予防と功利主義 六 二十世紀における死刑廃止論
 第三節 わが国における死刑廃止論の台頭
 第四節 立法上の問題
  一 立法の過程 二 その後の状況
 第五節 死刑廃止運動をめぐる諸問題
 第六節 死刑をめぐる国際的な論議状況
 第七節 死刑をめぐる展望
 第八節 わが国における死刑廃止論―死刑廃止論の根拠の分類―
  一 人道主義・宗教的見地を理由とする死刑廃止論
   (一)人道主義的見地から
   (二)宗教的見地から
    (1)キリスト教思想
    (2)仏教思想
  二 死刑による威嚇力(抑制力・犯罪抑止力)の不存在を理由とする死刑廃止論
   (一)意義
   (二)威嚇力の有無
    (1)畏懼効果不信説―植木枝盛氏
    (2)威嚇不能論―木村亀二博士
     (a)香川達夫博士の批判 (b)森下忠博士の批判
    (3)死刑威嚇無力論―宮澤浩一博士
    (4)自制力喪失論―小木貞孝博士
    (5)威嚇減衰論―前田信二郎教授
   (三)小括
  三 誤判を理由とする死刑廃止論
   (一)意義
   (二)挽回不可能刑
   (三)誤判の回避・救済
    (1)ローイ・カルヴァート(Roy Calvert)の裁判過信への警鐘
    (2)香川達夫博士の誤判可能性論に対する批判
    (3)竹田直平博士の批判
    (4)安平政吉博士の批判
   (四)誤判事件
    (1)免田事件
    (2)財田川事件
    (3)松山事件
    (4)島田事件
   (五)小括
  四 被害者賠償を理由とする死刑廃止論
   (一)意義
   (二)被害者の権利保障への道
   (三)小括
第三章 少年と死刑
 第一節 いわゆるピストル射殺魔――永山事件
  一 犯罪事実
  二 第一審判決(死刑判決とその理由)
  三 第二審判決(無期懲役判決とその理由)
  四 上告審差し戻し判決
  五 第二次控訴審判決
  六 上告審差し戻し判決に対する評釈
  七 第二次控訴審判決に対する評釈
  八 第二次上告審判決
 第二節 名古屋の大高緑地事件
  一 犯罪事実 二 第一審判決 三 第一審判決に対する評釈
  四 控訴審判決 五 控訴審判決に対する評釈
第四章 むすびにかえて

資料
(1)衆・参両議院法務・決算両委員会での質疑応答
(2)死刑事件の被告の主張
(3)世界の死刑
(4)死刑関係文献目録
(5)重無期刑の創設及び死刑制度調査会の設置等に関する法律案要綱

■紹介・引用

  *作成:櫻井 悟史
UP:20071130
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