HOME > BOOK >

『新しいうつ病論――絶望の中に見える希望』

高岡 健 20031020 雲母書房,243p.


このHP経由で購入すると寄付されます

高岡 健 20031020 『新しいうつ病論――絶望の中に見える希望』,雲母書房,243p. ISBN-10: 4876721491 ISBN-13: 978-4876721498 1890 [amazon][kinokuniya] ※+[広田氏蔵書] m.

■広告

内容(「BOOK」データベースより)
日本のうつ病をめぐる状況はいま、新自由主義の登場、軽症・慢性を特徴とする“新しいうつ病”概念の輸入、新たな抗うつ剤市場の開拓という波にさらされている。うつ病の歴史と現在を丹念に検証しつつ、気鋭の精神科医が打ち立てた孤高のうつ病論。

内容(「MARC」データベースより)
日本のうつ病をめぐる状況はいま、新自由主義の登場、軽症・慢性を特徴とする「新しいうつ病」概念の輸入、新たな抗うつ剤市場の開拓という波にさらされている。うつ病の歴史と現在を丹念に検証し、著者独自のうつ病論を展開。

日本も抗うつ剤国家(ブロザックネーション)への道をつき進むのか?
日本のうつ病をめぐる状況はいま、新自由主義の登場、軽症・慢性を特徴とする〈新しいうつ病〉概念の輸入、新たな抗うつ剤市場の開拓という波にさらされている。うつ病の歴史と現在を丹念に検証しつつ、気鋭の精神科医が打ち立てた孤高のうつ病論(帯のコピーより)

"重症であっても回復しやすく中高年に生じやすい〈古典的なうつ病〉から,青年や子どもに生じやすく軽症だけれども慢性に続きやすい〈新しいうつ病〉。このアメリカ・イギリスで誕生した〈新しいうつ病〉とは何なのか、日本社会の変遷との関わりとともに根元的に考察し、うつ病という絶望が実は、希望への契機であることを明らかにしていく。"

■著者紹介

高岡健[タカオカケン]
1953年、徳島県に生まれる。岐阜大学医学部を卒業後、岐阜赤十字病院精神科部長などを経て、現在は岐阜大学医学部助教授。精神科医。日本児童青年精神医学会理事

■目次

はじめに 
 第1部 うつ病とは何か
序章  1987年
第1章 うつ病論の原型(1):クレペリンとフロイト
第2章 うつ病論の原型(2):テレンバッハ
第3章 日本のうつ病論
 第2部 新しいうつ病
第4章 転換期としての1980年代(1):ヒステリー論からの訣別
第5章 転換期としての1980年代(2):人格障害論からの離陸
第6章 転換期としての1980年代(3):子ども期への拡張
第7章 ブロザックネーションへの道程:希望の中の絶望
 第3部 絶望と希望
第8章 日本の現在(1)ー〈白秋〉=〈素秋〉のうつ病
第9章 日本の現在(2)ー〈青春〉=〈青陽〉のうつ病
終章  希望へ
参考文献
あとがき


UP:20090602 REV:20130708
高岡 健  ◇精神障害/精神障害者  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
TOP HOME(http://www.arsvi.com)