HOME > BOOK >

『回復期リハビリテーション病棟――新しいシステムと運営のしかた』

日本リハビリテーション病院・施設協会,全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会編 20031020
発行:日本リハビリテーション病院・施設協会,発売:三輪書店,182p


このHP経由で購入すると寄付されます

■日本リハビリテーション病院・施設協会,全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会 編 20031020 『回復期リハビリテーション病棟――新しいシステムと運営のしかた』,発行:日本リハビリテーション病院・施設協会,発売:三輪書店,182p. ISBN-10: 4895901998 ISBN-13: 978-4895901994 2500+ [amazon][kinokuniya] ※ r02.

■広告内容

(「MARC」データベースより)
高齢化、障害の重度化がすすむ中で、今後回復期リハビリテーション病棟はきわめて重要な役割を担うと思われる。病院でのリハビリテーションの行き着くところ、システムと運営のしかたなど、様々な角度から検討する。

■目次 http://www.rehakyoh.jp/book03.php

序文 回復期リハビリテーション病棟の役割と重要性
□1 病棟でのリハビリテーションの行き着くところ
□2 新診療報酬体系における回復期リハビリテーション病棟の位置づけ
□3 リハビリテーションの流れ中の回復期リハビリテーション病棟
□4 地域リハビリテーションシステムと回復期リハビリテーション病棟
□5 これからの病院経営からみた回復期リ ハビリテーション病棟
□6 システムと運営のしかた 1)  病院、病棟内のシステムと運営
2)  回復期リ ハビリテーション病棟における医師の役割
3) チームアプローチのための情報共有
4)  回復期リ ハビリテーション病棟における看護職の役割
5)  回復期リ ハビリテーション病棟におけるPTの役割
6)  回復期リ ハビリテーション病棟におけるOTの役割
7)  回復期リハビリテーション病棟におけるSTの役割
8)  回復期リハビリテーション病棟におけるケアワーカーの役割
9)  回復期リハビリテーション病棟におけるMSWの役割
10) 回復期リハビリテーション病棟における栄養科の役割
11) 回復期リ ハビリテーション病棟における薬剤師の役割
12) 病棟カンファレンスとリハビリテーション総合実施計画書の工夫
13) クリティカル・パス
14) 口腔ケア

□7  急性期病院との連携
  1)急性期病院との連携ー照会から入院までー
  2)急性期病院jから回復期リハビリテーション病棟への期待と注文
  3)急性期病院jからみた回復期リハビリテーション病棟への期待と注文
□8  回復期から維持期への連携
  1)回復期リハビリテーション病棟から在宅への連携と注文
  2)在宅からみた回復期リハビリテーション病棟へのき期待
    ー地域で生活はどのように展開されるかー
  3)回復期から在宅への中間施設としての老人保健施設の役割
□9  回復期リハビリテーション病棟の成果と機能評価
  1)回復期リハビリテーション病棟の機能評価について
  2)回復期リハビリテーション病棟
       ー目指すのは真の医療の場:課題・対策・位置づけ
  3)回復期リハビリテーション病棟における成果
       ー脳卒中を中心にー
  4) 回復期リハビリテーション病棟 における成果
□10  回復期リハビリテーション病棟の現状
     ー2002年調査結果ー
□11  参考資料
  1)茨城県立医療大学附属病院
  2)河北リハビリテーション病院
  3)熊本機能病院
  4)近森リハビリテーション病院

■引用

石川 誠 20031020 「リハビリテーションの流れ中の回復期リハビリテーション病棟」,日本リハビリテーション病院・施設協会,全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会編[2003:12-20]

 「回復期リハと維持期リハの連携
 回復期リハ病棟の質的量的整備によりADLは向上し、自宅回帰率はある程度向上すると考えられる。しかし、いくら回復期リハ病棟が整備されても、在宅におけるリハが充実していかなければ、利用者は在宅をあきらめ施設入所を選択するであろう。また、在宅におけるリハ的支援が乏しければ、ADLは低下し寝たきり老人へと移行する可能性は高い。そこで、維持期リハが重要となるのである。  維持期リハとは、急性期・回復期リハの後に提供されるリハ医療サービスであり、獲得されたADL等の維持向上を図り、活動性を高め、寝たきりの進行を阻止し、社会参加を推進することを目的としている。介護保険により制度化された維持期訪問看護、短期入所療護介護によるリハサービスが存在し、施設では介護療養型医療施設、介護老人保健施設への入所によるリハサービスが存在する。ただし、医療機関の外来通院によるリハでも維持期リハが提供されている(表4)。これらのサービスはメニューとしては一見豊富なように感じられるが、内容的にはいまだ混沌としており、他の在宅サービスとの連携も十分とはいえない。いまだモデルとなる形が明確となっていないようにも思われる。しかし、維持期リハサービスおよび在宅ケアサービスが充実し、回復期リハ病棟とスムーズな連携がとれなければ、回復期リハ病棟の価値は半減することになろう。」(石川[2003:18-19]

UP:20101106 REV:
リハビリテーション  ◇日本リハビリテーション病院・施設協会  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
TOP HOME(http://www.arsvi.com)