『健康への欲望と“安らぎ”』
森下 直貴 20030829 青木書店,220p.
last update:20101220
■森下 直貴 20030829 『健康への欲望と“安らぎ”』,青木書店,220p. ISBN-10:4250203255 ISBN-13:978-4250203251 220p. ISBN-10:4250203255 ISBN-13:978-4250203251 \2310 [amazon]/[kinokuniya] p02 ※
■内容
内容(「BOOK」データベースより)
飽くなき欲望に適否の線は引けるのか?「健康」の問い直しを通じて、生命操作と癒しの時代における倫理の“原点”を探る。
内容(「MARC」データベースより)
テレビ・雑誌をにぎわす健康ブーム。加熱する健康、さらには安楽への欲望。飽くなき欲望に適否の線は引けるのか? 「健康」の問い直しを通じて、生命操作と癒しの時代における倫理の「原点」を探る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
森下 直貴
1953年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。現在、浜松医科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
はじめに
序章 「健康」の規準を求めて
1 健康ブームの日常化
2 欲望としての健康と安楽
3 健康不安の背景
4 根本問題―欲望の間の線引き
5 「科学的に正しい」基準
6 ウェルビーイングとしての健康
7 全体性への願望と快さの感覚
8 欲望に対するアプローチ
9 本書の課題と構成
第1章 エピクロスと“安らぎ”のパトス
序 ホッブズの「力への欲望」から
1 プラトンの「不純な快」
2 アリストテレスの「過程の快」
3 ストア派の「歪んだパトス」
4 エピクロスの「静かな快さ」
5 〈安らぎ〉というパトス
第2章 ベンサムと「消極的な快」
序 ベンサムからベンサムへ
1 快楽主義の宣言
2 〈快苦の回路〉とその近代性
3 〈快苦の回路〉の背後
4 快苦の対照表
5 快苦の4種類
6 欲望の3形態
7 欲望の自動調整システム
8 自己調整と「消極的な健康」
第3章 フロイトと“回復への欲動”
序 パトスから無意識の欲動へ
1 フロイト欲動論の解体
2 〈回復への欲動〉の発掘
3 欲望・欲動・衝動
4 欲動論の再構成の試み
第4章 生命と“自己回復の循環生成”
序 ヴァイツゼッカーとカンギレム
1 ヴァイツゼッカーのフロイト批判
2 「生成」としての生命と「永遠回帰」
3 病気と治療の両義性
4 罪責意識と運命愛
5 健康論の不在と「生」の貧弱さ
6 〈永遠回帰の生成〉と〈回復への生成〉
7 ガンギレムと生き物の価値極性
8 基準設定力と健康
9 〈革新への生成〉と秩序形成
10 病気=基準設定力の減弱
11 「病気=正常」テーゼ
12 〈革新への生成〉と〈自己回復の循環生成〉
13 三重の循環生成
終章 原点としての“ウェルビカミング”
1 探求全体の回顧
2 〈ウェルビカミング〉としての健康
3 〈自分の原点〉から〈倫理の原点〉へ
4 最後の循環―〈価値の回路〉
文献一覧
あとがき
「現代批判の哲学」刊行のことば
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:竹川 慎吾 更新:樋口 也寸志