『蹄跡――ALS患者となった眼科医の手記』
渡辺 春樹 20030615 西田書店,359p.
last update: 20100922
■渡辺 春樹 20030615 『蹄跡――ALS患者となった眼科医の手記』,西田出版,359p. ISBN-10: 4888663696 ISBN-13: 978-4888663694 \2465 [amazon]/[kinokuniya] ※ als n02
■内容
・本書の帯より
戦時下,少年は父から英語を学び,仙台の青春は馬術に明け暮れた.アメリカは青年を眼科医として鍛え,その成果は旧知の仙台で実を結んだ.しかし,激務の末に待ち受けていたのは重度の難病であった.声を失い,仰臥の生活のなか,眼科医は驚くべき意思をもって新たな挑戦をした.そして今,日米医療の回想と難病へのメッセージが私たちに届けられる.
類まれな営みがこの本を生んだ.
■目次
まえがき 1
私の医師修業時代 17
医学生の頃 19
最初のインターン――豊橋市・朝岡眼科医院の頃 27
二度目のインターン――埼玉県入間・ジョンソン基地米空軍病院の頃 39
新入医局員 46
インターン三たび――シカゴ・クックカウンティ病院 60
ヴァ―モント大学神経科レジデント 78
アラバマ大学眼科レジデント 101
帰国・結婚・学位 136
再びアメリカへ 149
アラバマ大学からの招聘 151
アラバマ大学助教授となって 162
アメリカの専門医資格を得る 175
アメリカの医療制度 191
母の病気・帰国 200
日本での医院開業 207
開業にいたるまで 209
「春樹眼科」と「共同病室」 215
平成眼科病院の誕生 230
馬の修行 255
東北大学乗馬部の頃 257
西ドイツ乗馬学校時代 267
馬と私 289
追憶の中で 293
記憶に残る症例 295
経営 303
妻,好江の死 306
父,謙三の死 312
子供たちのこと 317
国民学校・小学校の頃 318
新制中学校時代 323
山県東高等学校時代 325
父母の生き方 328
父の家系 333
母の家系 336
父母のロマンス 338
「あとがき」にかえて 341
ALS患者としてI 341
ALS患者としてII 344
著者略年譜 359
遠い日々 遠い空――渡辺春樹君のこと(山田酉之) 351
■引用
■書評・紹介
◇五十嵐 彰 20031213 「渡辺春樹著 蹄跡――ALS患者となった眼科医の手記」『日本医事新報』4155: ***-***.
■言及
◇立岩 真也 20041115 『ALS――不動の身体と息する機械』医学書院.ISBN-10: 4260333771 ISBN-13: ISBN-13: 978-4260333771 \2940 [amazon]/[kinokuniya]
*作成:藤原 信行