『女性労働とマネジメント』
木本 喜美子 20030620 勁草書房,236p.
■木本 喜美子 20030620 『女性労働とマネジメント』,勁草書房,236p. ISBN-10: 4326648570 ISBN-13: 978-4326648573 \3675 [amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容
内容(「MARC」データベースより)
デパート、スーパーで働く女性たち。女性労働の特殊性を過度に強調したり、不利を告発したりする「ジェンダー・ステレオタイプ」の分析を斥け、今日的状況にふさわしい労働組織変革の方途を探る。
内容(「MARC」データベースより)
デパート、スーパーで働く女性に焦点をあて、労働組織内でどのようにキャリアを積み、どんな問題を抱えているのかを明らかにする。女性店長、パートと正社員の関係等に迫る。
デパート、スーパーマーケットで働く女性を中心に、働いている現場で女性がどんな問題をかかえ、どう働いているのか、そのリアリティを詳細に明らかにする。女性活用といえば育児支援だけが強調されているが、実際の仕事の場で女性がキャリアをつみ、仕事の中軸になっていくにはどうすべきかを、実態に即して明らかにする。女性店長の誕生、正社員とパートの関係など具体的な問題を追い、マネジメントの重要性を強調する。低賃金、不熟練性、差別性の説明が主流だった従来の女性労働研究から大きく前進して、女性の仕事の実情に迫った力作。
■目次
第1章 労働研究とジェンダー視角―女性労働研究のクリティカルな総括
第2章 方法と対象
第3章 ジェンダー間の職務分離メカニズム―職務の過度のジェンダー化
第4章 労働組織内の応答‐交渉関係―「私たち」という分離線
第5章 「女性店長づくり」という挑戦―マネジメント・スタイルとジェンダー
終章 労働組織のリアリティに迫る
■引用
■紹介・言及
橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社