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『大江健三郎 暴力に逆らって書く』

大江 健三郎 20030530 朝日新聞社,307p.

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last update:20170729

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大江 健三郎 20030530 『大江健三郎 暴力に逆らって書く』,朝日新聞社,307p. ISBN-10:4022578378 ISBN-13:9784022578372 1900+ [amazon][kinokuniya] ※ w/ok17

■内容

[amazon]より

商品説明

新聞紙上で足かけ8年にわたって断続掲載された、大江健三郎の往復書簡が1冊の本にまとめられた。その相手は、ギュンター・グラス(独)やナディン・ゴーディマ(南ア)、マリオ・バルガス=リョサ(ペルー)のような文学者から、アマルティア・セン(インド)、ノーム・チョムスキー(米)、エドワード・W・サイード(米)といった、著作の邦訳も多い大学者まで11人。国籍も専門もさまざまだが、「知の巨人」という表現がここまであてはまる顔ぶれも珍しい。こうした書物が現実のものとなったことに、まずは敬意を表すべきだろう。

その一方、ノーベル賞作家と世界一流の知識人が戦争や平和について語り合う、という企画に、何がしかの権威臭や俗っぽい知の切り売りを懸念する向きがあっても不思議はない。だが、最初の数ページを繰っただけで、その種の思い込みは霧消することになるはずだ。

書簡の往復が始まった1995年は、阪神・淡路大震災とオウム真理教事件で、日本人には忘れがたい年である。それから、最後の書簡が交わされた2002年の秋まで、世界はいったいいくつの悲惨に遭遇し、その後も目にし続けていることだろうか。執筆者たちは、各々の立場で過酷な現実に向かい合い、打開策を求めようとする。

その思考は、ドイツの作家グラスが自国と日本の戦後に思いを馳せ、エルサレム生まれのサイードがパレスチナ問題を考察するというように、それぞれの出自に深く関わっているが、同時にきわめて普遍的・汎世界的なものだ。理不尽に失われていく生命を悼み、帝国主義を痛烈に批判する。現在を絶望的に捉えながらも、未来に向けた希望は決して投げうたない。そして、彼らの言葉は青年のように瑞々(みずみず)しく、熱く輝いている。その力づよさは、理想という言葉にしばしば注がれる、侮蔑的な眼差しさえはねかえしてしまうほどだ。これが真の知性なのか、と多くの読者が目を見張るに違いない。このような書物が、世界に先駆けて日本で出版され得たことを、あえて「奇跡」と呼びたい気持ちにさえ駆られるのである。(大滝浩太郎)

内容紹介

95年から現在まで、日本のノーベル賞作家がチョムスキー、サイードら11人の世界の多様な知識人と交わした往復エッセイ。戦争とテロの暴力にどう立ち向かうのか。子供たちの教育と他者の痛みへの想像力に希望を見いだす深い思索の軌跡。

内容(「BOOK」データベースより)

戦争やテロという暴力の連鎖にどのように立ち向かうのか。1995年から現在まで、激動する世紀の変わり目のなかで、日本のノーベル賞作家と世界の11人の知識人が交わした往復エッセイ。子どもたちの教育と他者への想像力に希望を見い出す深い思索の軌跡。

内容(「MARC」データベースより)

日本のノーベル賞作家が11人の世界の多様な知識人と交わした往復書簡。戦争とテロの暴力にどう立ち向かうのか。子供たちの教育と他者の痛みへの想像力に希望を見い出す深い思索の軌跡。『朝日新聞』夕刊掲載を加筆訂正。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大江/健三郎
1935年、愛媛県生まれ。東京大学仏文科卒。大学在学中の58年、「飼育」で芥川賞受賞。以降、現在まで常に現代文学をリードし続け、数多くの賞を受賞。94年にはノーベル文学賞を受賞する。『万延元年のフットボール』(谷崎潤一郎賞)『洪水はわが魂に及び』(野間文芸賞)『「雨の木」を聴く女たち』(読売文学賞)『新しい人よ眼ざめよ』(大佛次郎賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、文庫版に関連付けられています。

■目次

ギュンター・グラスとの往復書簡
ナディン・ゴーディマとの往復書簡
アモス・オズとの往復書簡
マリオ・バルガス=リョサとの往復書簡
スーザン・ソンタグとの往復書簡
テツオ・ナジタとの往復書簡
鄭義との往復書簡
アマルティア・センとの往復書簡
ノーム・チョムスキーとの往復書簡
エドワード・W・サイードとの往復書簡
ジョナサン・シェルとの往復書簡

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:岩ア 弘泰
UP:20170729 REV:
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