『がんと闘う・がんから学ぶ・がんと生きる』
中島 みち 20030510 文藝春秋,653p.
last update:20110521
■中島 みち 20030510 『がんと闘う・がんから学ぶ・がんと生きる』,文藝春秋,653p. ISBN-10:4167429047 ISBN-13:978-4167429041 \919 [amazon]/[kinokuniya] ※ c09 ncc
■内容
出版社/著者からの内容紹介
苦難の経験に基づくがん対処法決定版!
肉親、友人、そして自らの癌体験を描いて感動を呼んだがん三部作を一冊に統合。新たな情報も加筆して癌との接し方を詳細に説く
内容(「BOOK」データベースより)
自らの乳がんとの闘いを綴る『誰も知らないあした』、同じがんに明暗を分けた二人の女性の生の軌跡『がん病棟の隣人』、そして肺がんで逝った夫の看取りの記『悔いてやまず』―ロングセラーの三部作に、最新の知見を加えて一冊に。がんとがん医療をめぐる諸問題に貴重な体験から迫り、人間の尊厳を追究した愛と感動の書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中島 みち
1953年、東京女子大学卒業。TBS勤務を経て、70年中央大学大学院(刑事法専攻)修士課程修了。同年乳がん手術。その後、医と法の接点の諸問題について執筆活動を続ける。(財)日本訪問看護振興財団理事、(財)日本医療機能評価機構評議員等々もつとめ、一貫して患者の立場から医療への提言を行う。94年、第42回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
はじめに
誰も知らないあした―がん病棟の手記
一 やっぱりがんだった
二 手術台へ
三 この痛ましき人たち
四 大部屋にて
五 がん病棟の愛憎
六 いのちと死と
七 女ごころ
がん病棟の隣人
悔いてやまず――がんで逝った夫
はじめに
第一章
一 力の無い咳
二 肺には異常無し
三 幸せの最後の一日
第二章
一 突如潰れた左肺
二 縫い代が無い
三 私が先のはずだったのに
四 闘い方を模索する
五 夢に苦しむ
六 十五年もベッドに
七 ケンカも出来る幸せ
八 空気が通い始めた
九 潰死した左肺が……
十 手術でもしやウマいことに
十一 幸せの定めなさ
第三章
一 心臓まで捲き込んでいた
二 すぐにも死が
三 つらいこの新緑の季節
四 出世したねえ
五 夜間看護にみる行政の矛盾
六 死後の処置用
七 奇跡が起きた
八 やはり決壊した
第四章
一 過去を思わず、先を思わず
二 手鏡にうつす月
三 幻覚事件
四 僕は必ず乗り切る
五 終わり方は生き方で
六 人格なんて、今はそんな
七 さりげない人
八 私がもっと丈夫だったら
第五章
一 看護って心なのね
二 本人よりまわりが
三 ほんとうのやさしさとは
四 もう少し時間がほしい
五 再手術に向かって身体ならし
六 私は夫を翻弄しているのでは
七 闘い抜くことこそ人間の尊厳
八 心は殆ど平常のままに
著者による解説・がんと闘うために
三冊の本から生まれた、一冊の新しい本のための「あとがき」
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志