『老いを楽しむ向老学』
高橋 ますみ 20030422 学陽書房,221p.
■高橋 ますみ 20030422 『老いを楽しむ向老学』,学陽書房,221p. ISBN-10: 4313860967 ISBN-13: 978-4313860964 \1680 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
「BOOK」データベースより
アクティブ・エイジングのススメ。無理なく元気に自分らしく年を重ねていくために。
「MARC」データベースより
年金、介護、熟年離婚…。今後到来する超高齢社会に向け、日常にまつわる問題をからめながら自分らしい自活力のある老いのプロセスを提案する。プラス思考で「老い」と向き合う方法とは?
■目次
はじめに
1章 自分で決める「老い」への生き方
定年は「地域社会への生還」――新たなスタートを
男の沽券は捨てて――定年後の居場所は近隣社会
定年後の公園デビュー――交渉力を地域に活かす
退役企業戦士の依存症――人生マラソン途中経過
「縁」を大切に生きる――夫婦別姓で再会できた友
機銃掃射に狙われた幼い日の記憶――「老い」に備えてオープンハウスに
2章 「生きがい」って?
お役にたてても、立てなくても――生きていることはすばらしい
干潟復元ボランティア――米国のNPOに学ぶ
選択縁で女性能力活用ネットワーク――NPO「ウィン女性企画」の活動
ベトナムのミシンからドイツ手芸展へ――NPOは世界をつなぐ
ケニアの施設へ――心豊かに生きるために
音楽ホールを建てる――ピアノの習い始めは六十五歳
五十四歳でイタリア留学――青春の夢かなえオペラ歌手に
老いの風景――老いに圧倒された日々
3章 パートナーとどう向き合っていくのか?
妻の名は「オイ!」――家族習慣と個の確立
沈黙の夫婦たち――妻たちの心の言い分と年金問題
予期せぬ会葬者たち――夫婦かんのコミュニケーションが社会復帰
妻への「無言無視」も心への暴力――家庭内強者逆転の一瞬
熟年離婚――この先も長いから
4章 家族・地域のネットワーク
近隣同士でケアを――各戸を施設の部屋と見立てて
大切な決めごと――義母の猜疑心から
孫、ひ孫までが大集合――「おじちゃん基金」活用法
会費制の法事――故人を偲ぶ合宿
戦後を独りで生きた女性たち――「個」としての死後
修道女の老後――「個」としての墓
5章 日常生活を一工夫
独り暮らしの安全装置――伝達の速さに思う
高齢者優待タクシー――高齢社会に対応する企業を
自然治癒能力――リハビリには自主性を
健康維持の秘訣――高齢者の生活習慣から
6章 「介護」とのつきあい方
妻の身内の介護――それで会社を辞めた人
明るいい介護――新城薪能の夜話
遠距離介護の課題――交通費はだれが負担するのか
介護の果ての裁判を見守って――委託殺人の妻に執行猶予
介護老人保健施設「おかなみ」――猪木千里さんをたずねて
オムツを体験した学生たち――看護される立場を学ぶ
7章 若返りの世紀
若返りの二十一世紀――老いの創造
七十代のパソコンへの意欲から学ぶ――文明の機器も使いよう
退職者の集い――高齢人材も活かす
年齢を超えて装う――「自分らしさ」もエイジレス
舞妓さんの加齢――老いて芸が輝くとき
「可愛い」おばあさん返上――自分への情報追求を
子育てにも向老学――男の子には自活力を、女な子には自立力を
おわりに
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治