『救護施設との出会い――「最後の受け皿」からのメッセージ』
中川 健太朗監修・大阪福祉事業財団高槻温心寮編 20030420 クリエイツかもがわ,261p.
■中川 健太朗監修・大阪福祉事業財団高槻温心寮編 20030420 『救護施設との出会い――「最後の受け皿」からのメッセージ』,クリエイツかもがわ,261p. ISBN-10: 4876997500 ISBN-13:978-4876997503 \2310 [amazon] ※ b l s
■出版社/著者からの内容紹介
内容(「BOOK」データベースより)
戦争犠牲者、知的障害者、痴呆老人―そして今では精神障害者、アルコール依存症、ホームレスなど、時代のニーズと法整備の不備・はざまに埋もれた人たちを受け入れてきた救護施設。利用者を支えてきた援助実践、生活保護法の原点と救護施設の役割を明らかにする。
内容(「MARC」データベースより)
戦争犠牲者、知的障害者、痴呆老人…そして今では精神障害者、アルコール依存症、ホームレスなど、時代のニーズと法整備の不備・はざまに埋もれた人々を受け入れてきた救護施設の原点と役割を明らかにする。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中川 健太朗
花園大学社会福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
はじめに
プロローグ――自立に向けて
第1章 生活保護法と救護施設
1 救護施設の始まり
2 生活保護法の原点
3 高槻温心寮の誕生
4 最後の受け皿として
5 衣食住の保障から生活援助の充実へ
6 救護施設の出番というものの……
7 保護施設であり障害者施設であるということ
8 現実と課題の間で
9 ゆたかな生活をめざして
第2章 利用者からたどる高槻温心寮のあゆみ
1 戦後の社会情勢そのままに
2 不十分な制度と時代のはざまで
3 働けなくなった人を支える制度としての生活保護
4 どんな福祉ニーズにも応えうる設備と体制を
第3章 福祉ニーズに応え、支えてきた実践
1 いのちと健康、安全を守る取り組み――早期発見と早期治療を柱に
2 生活のゆたかさをもとめて
3 「働く」ということ
4 家族とともに、そして地域に支えられて
5 福祉労働を発展させる大きな力に――「処遇憲章」づくりの論議を通して
第4章 高槻温心寮の今、そしてこれから
1 「老い」への取り組み――その人らしくゆたかに暮らすために
2 精神障害の人たちとむきあって
3 新たな貧困の時代に
4 本当のゆたかさをみつめて
●資料・「高槻温心寮・槻ノ木荘 将来構想合同計画」の目標
5 地域で暮らす、地域に暮らす
第5章 生活保護法の原点と救護施設の役割
1 生活保護法の原点と、その過去・現在・未来
2 救護施設の役割と今後の課題
3 ゆたかな生活をめざす実践と、私たちの福祉労働
4 利用者・施設職員・行政関係者が手を結んで、市民とともに
5 利用者のよりよい住まいを、地域とともに
●資料
大阪福祉事業財団 綱領
高槻温心寮のめざすもの
「めざすもの」が意図している要点
全国の救護施設一覧
■書評・紹介・言及
*作成:鹿島 萌子