子どもたちは、学校という生活世界のなかで教師とどのように出会い、どのような関係を生きているのか。子どもたちは子どもどうしどのように出会い、そこでどのような関係をつくり上げているのか。あるいは教師たちは、子どもたちとの関わりをどのようなものとして受けとめ、教師集団としてたがいにどのような関係を生きているのか。さらには、学校が息苦しくなり、そこからはみ出す子どもたちはその生活世界をどのようなものとして生きているのか。学校のそとにどのような関係の場を求めているのか。そして、すべての子どもたちは、いずれ学校を終える。そのとき彼らは学校の先にどのような世界を展望しえているのか。本書では、これらの基本的な問題について、十分に考えをめぐらしていく。(「MARC」データベースより)
学校のなかにいま求められているものは、「共生」あるいは「共居」である-。コミュニケーションの視点から学校システムのなかの人間関係をあらためて見つめ直し、「生活の場」として学校の問題をとらえ直す。著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)