『排除の時空を超えて』
赤坂 憲雄・中村 生雄・原田 信男・三浦 佑之 編 20030408 岩波書店,294p.
■赤坂 憲雄・中村 生雄・原田 信男・三浦 佑之 編 20030408 『排除の時空を超えて』(いくつもの日本 5),岩波書店,294p. ISBN-10: 4000268252 ISBN-13: 978-4000268257 \3150 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
出版社/著者からの内容紹介
この列島には,さまざまな理由で差別を受け,社会や集団から排除される人びとが存在してきた.その根源に迫り,克服することは可能だろうか.天皇/被差別民を両極とするシステムや,職能をめぐる穢れ観などを,東北,アイヌ,沖縄,朝鮮を視野に入れて歴史的に論じ,近現代における差別の位相を考える.
■目次
まえがき
総論
ヒジリの精神史――天皇と毛坊主をめぐる原風景のなかへ
表象としての天皇
囚われの聖童たち――諏訪祭政体の大祝と神使をめぐって
貴種流離譚と落人伝説
天皇と植民地
差別の根源へ
「穢れ」と差別
芸能における差別と同化――芸人とやくざと「国民」と
「賤民」の文化史序説――朝鮮半島の被差別民
近・現代の差別
ヤマトゥのなかのウチナーンチュ
「在日韓国朝鮮人」とは誰か――近代性の終焉
近代日本の〈厄介な人〉,〈気になる人〉,〈変な人〉――麻原彰晃への旅,麻原彰晃からの旅
ブックガイド
アクセスガイド
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治