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『自由を考える――9・11以降の現代思想』

東 浩紀・大澤 真幸 20030430 NHKブックス,262p.

last update:20110311

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■東 浩紀・大澤 真幸 20030430 『自由を考える――9・11以降の現代思想』,NHKブックス,262p. ISBN-10:4140019670 ISBN-13:978-4140019672 \1071 [amazon][kinokuniya] ※ d/bp b1990/9611sp d/l03

■内容


内容(「BOOK」データベースより)
9・11以降、人はセキュリティと引き換えに自由を権力に譲り渡し、動物のように管理されようとしているのではないか。「安全」を求める人々の動物的本能が最重視される一方で、イデオロギーや理念などの人間的な要素は形骸化したのではないか。従来の思想が現状への批判能力を失いつつある今、気鋭の二人が権力の変容を見据え、テロ事件から若者のオタク化までの様々な事象を論じながら、時代に即応した新しい自由のあり方を探究する。現代思想の閉塞を打ちやぶる迫力ある討論。

内容(「MARC」データベースより)
9・11以降、安全を求める人々の動物的本能が最重視される一方で、イデオロギーや理念等の人間的な要素が形骸化しつつある。テロ事件から若者のオタク化までの事象を論じつつ、時代に即応した新しい自由のあり方を探究する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
東 浩紀
1971年、東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。専攻は哲学および表象文化論。現在、批評家、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教授。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞受賞)など

大沢 真幸
1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。専攻は比較社会学・社会システム論。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次


まえがき

T 権力はどこへ向かうのか
 虚構の時代と動物の時代
 二層化する世界
 人の顔が見えない映像
 「斜見」の時代への限界
 神なき時代の矛盾
 規律訓練から環境管理へ
 マクドナルド的な管理
 権力の二つのタイプ
 台頭する生権力
 人を動かす四つのパワー
 「掟の門」をどう解釈するか
 動物性に訴える権力
 権力が「環境化」することの意味
 カフカを超える不条理
 動物的な管理と人間的な物語
 自由はほんとうに抑圧されているのか
 住基ネット反対論が失効する理由
 情報開示の問題点
 匿名性を喪失する社会
 ネット・ショッピングとスターリニズム
 単独性と確率
 他者であったかもしれない私
 可能性が逆用される
 「共感」の危うさ

U 身体になにが起きたのか
 データベースと動物化
 オウム真理教の二重性
 生物的身体と政治的身体
 ゾーエーとビオスの乖離
 ヴァーチャリティが暴力に直結する
 「人間性」を回復するための犯罪
 ケータイ以降のコミュニケーション
 人間化の極点で動物化が起きる
 オタクたちの「純愛」
 愛をめぐる究極の問い
 アメリカの象徴『スター・トレック』
 マゾヒスティックな自己像
 『スター・トレック』とジェンダー
 身体に痛みを与える意味
 混乱する現代思想
 二〇世紀思想の盲点
 時代に取り残される現代思想
 なぜ、社会学と心理学が注目されるのか
 二つのメディア論
 キセルする自由と二重登録する権利
 怪物化する著作権管理システム
 左翼の論理と技術者の論理
 第三者の審級の空白にどう対処するのか

V 社会はなにを失ったのか
 「安全に生きよ!」
 ゾーニングとフィルタリング
 どのような自由が排除されているのか
 「掟の門」再解釈
 選択肢の拡大が選択を不可能にする
 ネットはほんとうに匿名なのか
 人間的自由と動物的自由
 フーコーの両義性
 動物化への空しい抵抗
 工学化する欲望
 平等社会の条件
 固有名の本質
 多重人格化の背景
 匿名性によって誤配を引き起こす仕組み
 「あなたはこれを欲望すべき人間だ」
 気まぐれでない神の登場
 投票という技術
 「匿名の自由」とプライバシー
 見られていないかもしれない不安
 環境管理型権力は超えられるか
 資本主義批判が陥る罠
 アウシュヴィッツの現代的意味
 ホモ・サケルとは何か
 消費社会論の重要性
 「マルチチュード」に可能性はあるか
 カオス理論の革新性
 「楽しさ」へ駆りたてられる人々
 アディクションによる社会的成功
 批評を拒否する社会
 新しい自由のために@―「無」を指し示す概念
 冷戦崩壊後の知識人
 新しい自由のためにA―anyoneの思考
 籤引き・投票・理性的討議
 新しい自由のためにB―島宇宙化を超えて
 新しい自由のためにC―普遍的共感への通路

あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:竹川 慎吾 更新:樋口 也寸志
UP:20100726 REV:20110311
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