『動物化する世界の中で――全共闘以後の日本、ポストモダン以降の批評』
東 浩紀・笠井 潔 20030422 集英社,224p.
last update: 20100701
■東 浩紀・笠井 潔 20030422 『動物化する世界の中で――全共闘以後の日本、ポストモダン以降の批評』,集英社,224p. ISBN-10: 4087201880 ISBN-13: 978-4087201888 \693 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
出版社/著者からの内容紹介
団塊ジュニアの批評家と全共闘世代の評論家による、世代を超えた往復書簡。批評の最前線で、何が起こっているのか。そして、対話の継続が危ぶまれるほどに激化した両氏の対立の真意とは?
内容(「BOOK」データベースより)
一九四八年生まれの笠井潔と、一九七一年生まれの東浩紀。親子ほどに年が離れた批評家同士の往復書簡は、九・一一米国同時多発テロ、および、アフガニスタンへの報復攻撃という異様な状況下で企画された。二〇〇二年の二月五日からその年の暮れにかけて集英社新書ホームページ上で公開された往復書簡は、連載途中、対立の激化のため何度も継続が危ぶまれた。批評の最前線で、今、何が起きているのか。そして、両氏の対立の真意とは。妥協のない意見交換を通じて、「動物の時代」という新しい現実に対応する言葉を模索した、知的実践の書。
■目次
九・一一と文学の言葉
私と世界と「政治的発言」
八〇年代とフェイクな繋がり
二つの時代と二つの隠蔽
イデオロギー?
戦争の変質、戦争の消失
セキュリティの戦争
八〇年代と「否定神学」の行方
批評が生きられる必要はない
世代間ディスコミュニケーションの構図
だれのために…
言論的「禁治産者」の独り言
傷
「敵」の消失
最後に、自分のために
妄想の時代とサブカルチャー
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:竹川 慎吾