『臨床とことば――心理学と哲学のあわいに探る臨床の知』
河合 隼雄・鷲田 清一 20030217 TBSブリタニカ 発行 阪急コミュニケーションズ 発売,237p.
last update:20110912
■河合 隼雄・鷲田 清一 20030217 『臨床とことば――心理学と哲学のあわいに探る臨床の知』,TBSブリタニカ 発行 阪急コミュニケーションズ 発売,237p. ISBN-10:4484032023 ISBN-13: 978-4484032023 \1890 [amazon]/[kinokuniya] ※ mp
■内容
内容(「MARC」データベースより)
ひとにとって「言葉」とは何なのか? 「人間存在」とは? 「他人」とは? 「性」とは? ふたりの臨床家が、こもごも語り合ったダイアローグ。
■目次
臨床心理学と臨床哲学 河合隼雄
臨床の知/聴くこと/言語とイメージ/さまざまの距離/対話の必要性
第一部 聴くことの重さ――河合隼雄×鷲田清一
臨床哲学事始め/ことばを掴んでしまう/「見る」以外の感覚を/カギは「調和」の感覚/ことばをほぐす/便宜的因果性に賭ける/事例研究と文学の違い
第二部 臨床における「距離」――河合隼雄×鷲田清一
哲学学とハウツー時代からの離脱/ボーダーレス化した大人と子ども/現代社会の成人儀礼(イニシエーション)/人と人の距離感をどう取るか/言語化できない「臨床の知」/「食事」と「性事」/食という切実なテーマ/個より普遍に至る道
臨床と言葉――「語り」と「声」について 鷲田清一
臨床と言葉(一) 「語り」について(他者の「全人的理解」?/時間のなかの出来事 /関心ということ/語りの手前で/〈語る/聴く〉のなかの共犯関係/語りのゆくえ)
臨床と言葉(二)「声」について(声の肌理(きめ)/生存の、「心」よりももっ と 古い生地/身震い/律動/声にふれる)
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:永橋 徳馬