*日本アングラマネーの全貌*出版社/著者からの内容紹介2002年1月に出版されて評判となった著者による『日本の地下経済脱税・賄賂・売春・麻薬』の第2弾。前回は日本の地下経済における資金の流れ、フローに注目したものだったが、今回は闇に蓄財されていったストックにも焦点を当てて、日本の地下経済の全体像を表そうとした意欲作。
フローの部分でも、闇金融業者の違法な利益や医師への謝礼金、パチンコのプロ集団による不法所得など7項目を加えて、前回以上に正確な推定を行っている。著者はマクロ経済分析を専門とするエコノミストでありながら、アングラマネーの全貌を知るべく風俗産業の現場などに何度も足を運び、実態調査を行っているため、本の内容は具体的で読みやすい。ただデータは詳細ながら、著者の主張は見えにくい。
(日経ビジネス2003/2/17 ©2001日経BP企画)
内容(「BOOK」データベースより)闇社会が踏み倒した11兆円、個人が隠した118兆円!!
300万人以上の人が、闇労働に従事し、年間22兆円も「税金が払われないカネ」を儲けている。このカネの蓄積の行方はどこか? 隠し資産の総額を解明する!!
- 隠し資産の規模はどれぐらいか?
- 暗躍する外国人の地下銀行
- 個人隠し資産は118.2兆円
- 不良債権に潜むアングラマネー
- 景気回復の足かせ・不良債権問題
- 闇勢力の不良債権額は10.8兆円
- 闇労働に従事する人は何人か?
- フローとストックの地下経済
- ニセモノの氾濫が経済に悪影響
- フローの地下経済の7割は脱税
バブル崩壊で、負債を抱えた地下経済の住人には、「闇勢力は借金を返さなくてもよいですよ」という特別ルールが私たちの知らないところで勝手に作られていた。
闇勢力が踏み倒した借金の合計は、5兆-10兆円にも及ぶとみられる。巨額の負債を抱えながらも借金を踏み倒した闇勢力、また脅しなどに屈してそれを容認してしまった金融機関のおかげで、日本経済は巨額の不良債権を抱えることになった。
この不良債権についても、闇勢力は、「占有屋」の暗躍に代表されるように、これを新たな収益源としている。
そうやって、日本の地下経済はすでに巨額の規模に達している。国際的にみてもこれほど大きなアングラマネーを抱えている国は少ないのではないだろうか。
300万人以上の人が、闇労働に従事し、年間22兆円も「税金が払われないカネ」を儲けている。このカネの蓄積の行方はどこか? 隠し資産の総額を解明する。著者略歴(「BOOK著者紹介情報」より)