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『アンチ資本主義宣言──グローバリゼーションに挑む』

Callinicos, Alex[アレックス・カリニコス] 2003 An Anti-Capitalist Manifesto, Polity Press
=20040915 渡辺 雅男・渡辺 景子 訳,『アンチ資本主義宣言──グローバリゼーションに挑む』,こぶし書房,こぶしフォーラム11,249p. 

last update:20100715

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Callinicos, Alex[アレックス・カリニコス] 2003 An Anti-Capitalist Manifesto, Polity Press=20040915 渡辺 雅男・渡辺 景子 訳,『アンチ資本主義宣言──グローバリゼーションに挑む』,こぶし書房,こぶしフォーラム11,249p.,ISBN:4-87559-186-1 2940 [amazon][bk1]

■内容

世界社会フォーラムの多様な思想的潮流を再定義し、国境を越える民衆運動の創出をよびかけるアンチ資本主義統一戦線のラディカルなプログラム。 [bk1]

■目次

過渡期のプログラム(pp.179-188)
 ・第三世界の債務の即時帳消し
 ・国際通貨取引におけるトービン税の導入
 ・資本コントロールの回復
 ・普遍的なベーシック・インカム制度の導入(pp.181-182)
 「たとえば社会的に認められた生活に必要な最低限ニーズに見合うレベルで、す(181)べての市民にベーシック・インカムを受ける権利が与えられるという考え方は、それが資本の独裁から労働者を解放する助けになりうるという点で、魅力的である。ベーシック・インカムは労働と資本との交渉力を大きく変えることになるだろう。なぜなら、潜在的な労働者は、場合によっては、有給雇用に取って代わる選択肢を選ぶこともできるからである。さらにまた、すべての市民が同一額(おそらく年齢や身体障害や扶養する子供に応じて調整を受ける)のベーシック・インカムを受給するから、この制度の導入は優位へのアクセスの平等性を確立する上で重要な一歩となるだろう。」(pp.181-182)
 ・週労働時間の短縮
 ・公共サービスを守り、民営化された産業を再び国営化すること
 ・公共サービスの財源に充てるための、また、富と所得の最分配を行うための累進課税
 ・移民規制の撤廃と市民権の拡大
 ・環境の破局を未然に防ぐプログラム
 ・軍産複合体の解体
 ・市民的自由を守ること
 

■引用


■書評・紹介

■言及



*作成:近藤 宏
UP: 20100715
身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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