『迷走フェミニズム――これでいいのか女と男』

Badinter, Elisabeth　2003　Fausse Route，Odile Jacob，221p.
＝20060608 夏目幸子訳，新曜社，200p.

last update:20160315

■Badinter, Elisabeth　2003　Fausse Route，Odile Jacob，221p. ＝20060608　夏目幸子訳　『迷走フェミニズム――これでいいのか女と男』，新曜社，200p.　ISBN-10:4788509962　ISBN-13:978-4788509962　1900+　[amazon]／[kinokuniya] ※ f03

■内容

男はいつでも抑圧者で女はいつでも犠牲者？母性は女の本能でポルノは男だけのもの？男性虐待／少女の蛮行／男性の美容整形／女性用ポルノ…多様化する男女関係やセクシュアリティの現実を見ようとしないフェミニズムに明日はあるか。真の男女共生・男女平等への道は何か。

■目次

1章　新・方法序説――女性はみな犠牲者？
　　1　混同の論理
　　　　暴力の連続体／イデオロギーを裏付けるための統計的数値
　　2　思想面での困難
　　　　自然主義と対立的二元性／男性による支配という概念／二元論

2章　故意の言い落とし
　　1　思考不可
　　2　女性による暴力
　　　　歴史上の暴力／日々の暴力／夫婦間暴力
　　3　権力の濫用

3章　矛盾――おしつけられたセクシュアリティ
　　1　性生活の現実
　　　　標準的性行動の終焉／性的対象としての身体またはセックスマシーン
　　2　飼いならされたセクシュアリティという神話
　　　「純粋性というおとぎ話」／透明性と同意／同意と契約
　　3　女性のセクシュアリティのモデル
　　　　男性のセクシュアリティの糾弾／男性のセクシュアリティの文明化／男の子も女の子のように

4章　退行――「女性＝母性」の復権？
　　1　女は男の犠牲、男は女の犠牲
　　2　差異の強調
　　　　文明的相対主義から性的特殊主義へ／生物学と役割の区別
　　3　罠
　　　　母性本能と授乳／母性本能とパートタイム労働

むすび

■引用

■書評・紹介

■言及

＊作成：奥棒由起子

UP:20160315　REV:（更新した日付全て）

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