『学閥支配の医学』
米山 公啓 20021120 集英社,集英社新書,192p.
last update:20110913
■米山 公啓 20021120 『学閥支配の医学』,集英社,集英社新書,192p. ISBN-10:4087201716 ISBN-13: 978-4087201710 \672 [amazon]/[kinokuniya] ※ ms
■内容
出版社/著者からの内容紹介
学閥(ジッツ)とは、わが国独特の、同じ医学部の卒業生で作られる見えない組織である。医学部スキャンダル、医療過誤の背後に関係していることが多い。現代の医学界にメスを入れ、理想の医療を問う。
内容(「BOOK」データベースより)
学閥(ジッツ)とは、わが国独特の同じ医学部の卒業生で作られる、見えない組織である。医者同士が初対面の時、まず卒業年度と出身校を訊く。先輩か後輩か、国立か私立か、医局はどこか。これによって医者の間に微妙な力関係が生じる。旧帝国大学医学部を頂点とした学閥は、医学界そのものを支配している。大学病院のスキャンダル、医療過誤の背後にも見え隠れする。学閥に屈することなく、医学的な真実だけを追究できる医者が、なぜ育たないのか。本書は、学閥の成り立ちから、現在までの経緯を糺し、今後どう改革していくべきかを提言する。
■目次
第1章 学問はなにをしてきたか(学閥とはなにか;日本の医学界を閉鎖的にした学閥 ほか)
第2章 学閥を作ってきたもの(学閥の基礎ができあがったとき;ドイツ医学の勝利 ほか)
第3章 学閥のいま(学閥地図;各地域の学閥の特徴 ほか)
第4章 学閥という壁を越えて(医局講座制は改革が進んでいるか;医学博士制度による抑圧/地域の特異性 ほか)
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:永橋 徳馬