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『成人病の真実』

近藤 誠 20020830 文芸春秋,253p.


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近藤 誠 20020830 『成人病の真実』,文芸春秋,253p. ISBN:4163588302 ISBN-13: 9784163588308 1500 [amazon]※ b

■内容(「BOOK」データベースより)
 日本には高血圧、高コレステロール血症、糖尿病など成人病を指摘された人が何千万人もいる。また大腸や胆嚢のポリープを発見された人も数多 い。そうなると、食事内容に気をつける、病医院へ通って検査を繰り返す、薬を処方されて飲む、といった生活が待っている。また、ポリープがあるといわれた 人は、将来がんになるのではないか、と不安な日々を過ごしているはず。しかし成人病を指摘されたら、本当にそういう生活を送らねばならないのだろうか。節 制や治療の必要がないものがあるのではないか。病気と考えなくてよいものはないか。そしてポリープは本当にがんになるのか。本書では、これらの疑問点を徹 底的に検証。これまで発表されている医学論文にもとづいて、治療の必要性を再吟味したものである。

内容(「MARC」データベースより)
 がん、高血圧症、高コレステロール血症、糖尿病…。検査によって作り出される「病気もどき」に惑わされるな! これまでに発表されている医学論文にもとづいて、治療の必要性を再吟味し、疑問点を徹底的に検証する。

■目次
まえがき
第T部
第一章 高血圧症「三七〇〇万人」のからくり
   基準値を変えただけで大量の「病人」が出現した

第二章 コレステロール値は高くていい
   高すぎると危ないが、低すぎるのはもっと危険

第三章 糖尿病のレッテルを貼られた人へ
   症状がないのに糖尿と診断されたらどうする?

第四章 脳卒中予防に脳ドック?
  「異常」は確かに発見できる。だから厄介なのだ!

  第U部
第五章 「医療ミス」医師につける薬はない
   相次ぐ医療事故を看護婦の罪にしてはいけない

第六章 インフルエンザ脳症は薬害だった
  厚生省と専門家による隠蔽のシナリオ

第七章 インフルエンザワクチンを疑え
「解熱剤は危険。だからワクチン」でいいのか?

第八章 夢の「がん新薬」を採点する
いま話題の抗がん剤三種。有望なのは一つだけ。

  第V部
第九章 ポリープはがんにならない
一般人をまどわす「ポリープがん化説」を一刀両断

第一〇章 がんを放置したらどうなる
すべての治療を拒否した患者たちを追跡調査

第一一章 腫瘍マーカーに怯えるな
簡単便利なマーカー検診にこれだけの落とし穴

第一二章 定期健診は人を不幸にする
   「基準値外なら病気」と誰もが思う。健診の罪!


*作成:山本 奈美
UP:20080512 REV:
福祉・医療の仕事  ◇身体×世界:関連書籍 2000-2004 BOOK
 
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