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『企業ブランドを高める英文ホームページ作成マニュアル』

可兒 鈴一郎・古屋 武夫 20020701 中央経済社,225p.

last update:20140224

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■可兒 鈴一郎・古屋 武夫 20020701 『企業ブランドを高める英文ホームページ作成マニュアル』,中央経済社,225p. ISBN-10:4502413801 ISBN-13:9784502413803 \2400 [amazon][kinokuniya] ※

■内容
グローバルな視点からホームページを評価し、その改善に資するためのポイントを基本的なルールとして双方向性・コンテンツの構成・操作性・更新の4項目に分け、世界へ向けた情報発信に必要な事柄を解説する。

■目次
第1部 英語ホームページの作成方法
 1.インターネット上での企業情報の公開
     ホームページとは
     ホームページでの企業情報公開の利点とは
     インターネット利用者の特徴は
 2.日本企業の英語のホームページ
     プレゼンテーションの順序が違う
     「株主の皆様へ」の前説が長すぎる
     従業員のことがほとんど触れられていない
     株主の存在をどの程度重視しているか疑問である
     抽象的な経営哲学の説明が多い
     社長の顔に余裕がない
 3.文化の「違い」の認識
     「察し」に期待しない
     高コンテクスト文化と低コンテクスト文化の違いとは
     コミュニケーション・ギャップを埋めるためには
 4.英語ホームページの作成基準(アイコンの法則)
     Interactivity(双方向性)
     Contents(コンテンツの構成)
     Operation(操作性)
     Newness(更新)
 5.ホームページの構成
     構成の成否はファーストページから
     メニューの配列を工夫しよう
     株価の表示は必要不可欠
     会社の紹介は簡潔・明瞭に
 6.メニューのコンテンツ作成法
     Company Overview(会社概要)
     Company History(会社の沿革)
     Management Team(役員紹介)
     Investor Relation(IR:投資家向け広報)
     Message to Our Shareholders(株主の皆様へ)
     Products and Services(商品・サービス案内)
     Community Relations(CR:地域社会貢献)
     News Releases(ニュース・リリース)
     Contact Us(お問い合わせ)
     Career Information(求人情報)
     Terms and Conditions(使用上の注意)
     Site Map(サイトマップ)
 7.リスク対応のための留意事項
     Privacy Policy(個人情報保護)
     Terms and Conditions(使用上の注意)
     Disclaimer(免責条項)
     Crisis Management(危機管理対応)
 8.究極のIRサービス:ウェブキャスト
     ウェブキャストによるIR活動のメリット
     ホームページに惹きつけ、呼び戻すために
   Column
     社長の英語による事業説明
     IRのアウトソーシング
     社長の自社株観「わが社の株は割安!」
     4桁証券番号が目一杯に

第2部 ケース・スタディ
     ケース1 ファーストページ
     ケース2 会社プロフィール(1)
     ケース3 会社プロフィール(2)
     ケース4 会社プロフィール(3)
     ケース5 会社プロフィール(4)
     ケース6 会社プロフィール(5)
     ケース7 会社の沿革
     ケース8 株主の皆様へ(1)
     ケース9 株主の皆様へ(2)
     ケース10 株主の皆様へ(3)
     ケース11 株主の皆様へ(4)
     ケース12 会社概要
     ケース13 商品・サービス紹介
     ケース14 クライシス・マネジメント(狂牛病)
     ケース15 クライシス・マネジメント(同時多発テロ)
     ケース16 地域社会貢献
     ケース17 求人情報 システム・エンジニアの募集
     ケース18 ニュース・リリース
     ケース19 コンタクト・アス
     ケース20 役員紹介

第3部 付録:役に立つ用語・表現
 1.状況別例文:株主の皆様へ
     「株主の皆様へ」の各シチュエーションの例文
     業績のよいときの説明
     業績の悪いときの説明
     株価に関する説明
     戦略
     役員交代
     社外評価と従業員への賛辞
     予想説明をつけて、次期につなげてメッセージを終了する
 2.状況別例文:地域社会貢献
 3.用語・表現集:採用・人事関係
 4.用語・表現集:IR関係
 5.用語・表現集:採用・人事関係
 6.用語・表現集:地域社会貢献
 7.用語・表現集:役員、従業員、業績、会社説明

■引用

◆英語のホームページを作成するのに一番肝心なことは、異文化圏からの訪問者がすんなりと自分の目的地に到達できるかどうか、そして興味のある情報を容易に探し出すことができるかどうかです。作成する側の自分本意なホームページではなく、異文化圏からの訪問者の立場が配慮されたホームページを作成するべきなのです。[2002:5]

◆国際社会向けのホームページ作成の上で気をつけなければならない「文化の違い」とは、主にコミュニケーション・スタイルの違いです。…一般的に日本人は自分の意見や要求をストレートに表現することを避けようとします。…文章を表現する場合でも、人間関係を重視した間接的な表現にして、相手が行間にこめられた意味を読んでくれるのを期待します。/このように相手の「察し」に期待するコミュニケーションは、文化が異なる相手には通用しません。もともと言葉の裏にある背景が違い、共通の価値観や社会習慣はないのですから、何でも言葉にしてきっちり表現しないと、こちらの真意が伝わりません。/さまざまな国や文化背景の人の目に触れるホームページでは、当然日本人同士の「察し」に期待するコミュニケーション・スタイルとは根本的に違う伝達スタイルを心がけるべきなのです。[2002:8-9]

◆異なる文化圏からの訪問者に理解してもらえるようなコンテンツを書くためには、曖昧な表現はできるだけ排除することです。/…英語のホームページでは、経営哲学やスローガンなど美辞麗句で飾るよりは、できるだけ具体的な数字…のデータを上手く使うことが必要となります。/また、具体的で論理的な記述を心がけましょう。[2002:12]

◆アイコン(ICON)の法則
Interactivity:
1.訪問者の問合せが目的別に交通整理されているか
2.E-mail Reminderのような便利なサービスがあるか
3.Webcastingのような訪問者に対して便利なサービスがあるか
4.資料や情報の請求が簡単にできるか
5.訪問者の質問に応答(英語)してくれるか
6.企業の広報責任者と面談の予約はできるか
Contents:
1.情報の内容が多岐にわたっていて、訪問者の目的に対応できるか
2.情報の内容が、企業側の一方通行になっていないか
3.情報の内容が、訪問者にとって有益か
4.過去の情報やデータが提供されているか

7.企業にとって不利な情報(出来事)でも開示されているか
8.訪問者の個人情報は保護されているか
9.海外からの訪問者を考慮した情報説明がなされているか
Operation:
1.ホームページ全体が目に優しいデザインや色彩になっているか

3.ページ一杯に情報が詰め込まれていないか
4.訪問者に過度のページのスクロールを強要していないか
5.目次は英語なのに、内容は全て日本語というようなことはないか
6.訪問者は目的の情報に簡単にたどり着けるか
7.リンク先は用意されているか

9.ホームページは世界的なポータルに紹介(登録)されているか
Newness:
1.情報は定期的に更新されているか
2.更新日は明記されているか
3.情報提供の内容に連続性はあるか

5.イベントの紹介はなされているか[2002:16]

■書評・紹介

■言及



*作成:本岡 大和片岡 稔 
UP:20090304 REV:20100707 20140224
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