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『国際社会3 国民国家はどう変わるか』

梶田 孝道・小倉 充夫 編 200207 東京大学出版会,256p.


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梶田 孝道・小倉 充夫 編 200207 『国際社会3 国民国家はどう変わるか』,東京大学出版会,256p. ISBN-10: 4130341537 ISBN-13: 978-4130341530 \2940 [amazon] w0111 n09

■内容(「BOOK」データベースより)
家族、教育、宗教、メディア―多文化化はどう進んでいるか。

■内容(出版社からのコメント)
出版社 こやま (20020828)
ゆれ動く国家と民族―内と外からの挑戦
今日の国家は、もはや従来の社会科学が前提としてきた「国民国家」ではない。地域統合によるトランスナショナルな空間が生まれているが、一方、「国民国家」への固執と分離への志向も依然として強い。境界設定の変更を跡づけながら、人びとの意識の変化と市民権の変容を明らかにし、「国民国家」の行方を探る。

■目次

序 国民国家 その変化の現状と多様な行方(梶田孝道・小倉充夫)
1 地域の統合と民族の分離(梶田孝道)
2 人の自由移動と国家を越える市民権(林瑞枝)
3 言語からみた国民 国家の変容(原聖)
4 トランスナショナル空間の成立と文化の分節化(中力えり)
5 民族の定義と国際関係(大庭千恵子)
6 NAFTA圏と国民国家のバウンダリー(小井土彰宏)
7 先住民と国民国家(スチュアート ヘンリ)
8 外国人・移民政策と国民国家の論理(広渡清吾)


■引用

広渡清吾 「8 外国人・移民政策と国民国家の論理」

「 筆者はかつて、1989年の入管法改正前後の状況を検討した上で、日本の外国人労働者受け入れが「政府公認の『単純労働者は受け入れない』という原則の下で、必要に応じて『抜け道』的方策を採」るようなものになっていることを指摘した。そこで、「抜け道」的方策として分析したのは、「定住者」と「研修」の在留資格であった(広渡、1992、405-427頁)。定住者の在留資格は改正によって新設されたものであり、定住者という地位において就労資格を有するので、単純労働の分野での労働力ニーズに応えることができ、実際に現在では上記の数字が示すように在留外国人のなかで相当の割合を占めている。…>239>…
 これらの抜け道的方策は、意識的な「政策」として入管局に促進ないし少なくとも容認されたというより、事実上そのような作用をもった(もっている)ということであり、制度の建前と現実の状況の乖離として特徴づけられる。」(pp.239-240)

「 定住者の在留資格は、・・・法制度的には「地位」を与える一般条項として性格づけられている。そこで、・・・入国審査の基準として法務大臣の告示が定められている。それによると、(1)アジア諸国に一時的に滞在しているインドシナ難民で一定の要件に該当する者、(2)ヴェトナム在住のヴェトナム人で難民関連で家族との再会を希望し、一定の要件に該当する者、(3)日本人の子孫で三世までの者、(4)定住者の配偶者・未成年子等、が定住者にあたるものとして指示されている。」(p.241)


■書評


■言及


*作成:石田 智恵
UP:20080804 REV:
外国人労働者/移民  ◇「日系人」/日系人労働者  ◇BOOK  ◇身体×世界:関連書籍
 
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