『正義の根源』
ドゥルシラ コーネル 編・仲正 昌樹 監訳 20020720 御茶ノ水書房,328p.
■ドゥルシラ コーネル 編・ 仲正 昌樹 監訳 20020720 『正義の根源』,御茶ノ水書房,328p. ISBN-10:4275019318 ISBN-13:9784275019318 \3200 [amazon]/[kinokuniya] ※ p
■内容
「理性的主体」の普遍性を基礎に構築されるリベラリズムと、近代にとっての「他者」の表象不可能性を前面に出す差異のポリティックスの双方が、「限界」に達しつつある。様々なアイデンティティの狭間で漂流する「私」の足場はどこにあるのか?脱構築的フェミニズム法学の旗手ドゥルシラ・コーネルが、「精神分析」を導きの糸にしながら、カント、ヘーゲルの「人格」論の根源にまで遡り、ポスト・リベラリズムの「正義」論への道を切り開く。
■目次
導入
第1部 法と政治における表象と理想
第1章 ぼさぼさ野上の女たち
第2章 拡散する差異:フェルスキー「差異のドクサ」についての批評
第3章 反人種主義、多文化主義および同一化の倫理(サラ・マーフィーとの共同執筆論文より)
第4章 自由の良心
第5章 啓蒙主義を啓蒙する
第2部 何故権利なのか?
第6章 労働者の権利と正当事由を求める法律の擁護
第7章 ヘーゲルと解約任意の雇用契約(リチャード・ポズナー著)
第8章 スペイン語の権利:自己同一化、自由、そしてイマジナリーな領域
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:本岡 大和